Monthly Web Magazine July 2020
■ おばちゃんカメラマンが行く なんとラッコに出会えたぞ@霧多布岬 北海道 事務局
その名の通り一面の霧で岬が見えるかと思いきや、霧の中をくぐっていくと先端の霧多布岬が見え、霧の中に一面のお花畑と先端の崖が見えてくる。アヤメ、エゾカンゾウやシシウドが無造作に生えており、どこを切り取って写したらいいものか迷ってしまう。
霧の中、崖下に小さなうごめくものを発見。アザラシかと思いきや望遠でのぞいてみると、どう見てもラッコに見える。
最近目がよくなり(いつかこの話は書きたいが)被写体が瞬時に見えるので、ラッコと確信してゴマ粒のようなラッコを撮りまくる。覗いていると赤ちゃんを抱いていたり、白い肉のようなものを食べていたり仕草や表情がやたら愛らしく可愛い。
ラッコって日本にいるの?撮りながら疑問に思う。
一人で興奮してあわあわしていると、地元の観察係のような人がラッコが棲息していると教えてくれた。野生のラッコなのだ。先月のムツゴロウに共通する可愛さだ。
以前は北海道にもラッコがいたようだが、毛皮の乱獲でラッコは姿を消し今はほとんど見られないと思っていた。
正式な個体数はわからないようだが、戻って来て繁殖をしているようである。今回も雌親子と雄2頭計4頭見ることができた。
このほかに、納沙布岬、ユルリ・モユルリ島、落石岬、襟裳岬でも目撃情報があるらしい。あまりの可愛さに次の日も又撮影に行ってしまった。
今月のニャンコ
捨て猫ではありません
STAY HOME です
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Japan Geographic Web Magazine
Editor Yukinobu Takiyama
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