Monthly Web Magazine Oct. 2020
■久しぶりに県外へ撮影に出ました 川村由幸
新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言が出た4/7以降、仕事以外では県外への移動は自粛していました。3/11に茨城県古河市の古河公方公園に撮影に出かけたのが最後でした。
Go To キャンペーンでwithコロナが浸透しつつあるように思え、そろそろ気持ちの切り替えが必要かなと考え始めています。
そんな思いから、隣県茨城に撮影にでました。でかけたのは、時代劇の撮影でもなじみのある常総市の「坂野家住宅」です。
上の画像の薬医門と母屋が重要文化財に指定されています。
おぼろげな記憶ですが、前回の訪問時より門も母屋も茅葺屋根の痛みが進行しているようで、そろそろ修繕の時期に差し掛かっているようです。
平日の10時ごろに訪問したのですが、見学者は私一人のみ。見学・撮影が終了しても他の見学者は来場しませんでした。
Go
Toで観光地は賑わっても、地味な文化財には目が向かないのでしょうか。確かに文化財は経済回復に貢献しづらいだけでなく逆に維持管理で金食い虫となり、足を引っ張る存在なのかもしれません。
(もちろん、観光の目玉となり経済効果の大きい文化財も多く存在していることは承知しております。)
痛んできた茅葺屋根も簡単には修繕してもらえないのかなと少し哀しい気持ちになりました。
入口には手の消毒液も用意されており、他に見学者もいないため、三密もなし安心して撮影ができた久しぶりの県外取材でした。
今のところGo
Toが原因の感染拡大も認められておらず、このままの感染状況が続けば、他県・他地域への移動に
障害はなくなりそうです。注意しつつ、ソロっと元の生活に戻して行きましょう。
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