JAPAN GEOGRAPHIC

Monthly Web Magazine Oct. 2021

Back number


■ PCダウン・リカバリーそしてwindows11インストールのこと  川村由幸

昨年の夏に給付金を元手に購入したむDELL製のPCが9/15頃から不調になり、翌日には何をしても立ち上がらなくなってしまいました。
トラブルシューティングも復元・回復も全てを試しましたが元に戻らず、結局作成してあったリカバリーUSBメモリーを使用せざるを得ない状況に陥りました。
リカバリーかと思うと気が重く、すぐには体が動きませんでした。と言ってもPCなしの生活は考えられず、その日の午後には作業開始。

まず、PCに接続している全ての機器を取り外します。ちなみに私の場合は3台のHDDとブリンター1台。
A5の印刷できるプリンターは無線LAN接続なので関係なし。
リカバリーUSBメモリーをセットして電源ON、F12キーをひたすら連打してリカバリー作業に入りました。
しばらくはPC任せで購入したばかりの状態で立ち上がり、まずは一安心。ハードに問題はなかったようです。

しかし、大変だったのはこれからでした。

①システムの更新の実行
   これはPC任せで実行するのみ、時間はかかりますが、ひたすら待つだけのこと。
②DELLのソフト・ドライバーの更新
   これも付属ソフトでほぼ自動で実行、必要なのは時間のみ。
③購入したソフトの再インストール
   これには全てシリアルNOが必要でまずはそれを探しだすことから、紙で通知されたものをあれば、電子ファイルのものもあり見つけ出すだけで多くの時間がかかりました。さらにそれからインストール作業です。
④カメラ関連ソフトのインストール
   CANON・SONYのサイトから関連ソフトをDLしてインストール、CANONのDPPのDLには購入したカメラのシリアルNOが必要でDLにもひと手間懸かる始末。
⑤プリンターのドライバー
   メーカーサイトからDLインストール、プリンターとの接続を確認してテストプリント。
⑥メール&住所録の再構築
   メールアドレスも住所録も以前のPCが稼働できる状況でしたから、不足はあるもののデータ移行は簡単でした。

ここまでは何をすれば良いかが解っており、忍耐力だけでイライラをうっちゃって作業を進めてきました。
ここから、PCの使用環境を整えようと沢山活用していたフリーソフトの設定に入りました。

⑦フリーソフトの設定
   まず、驚いたのが自分が使用していたフリーソフトの名前が解らなかったことです。
   名前、すなわちソフトのIDが解っていればすぐに探し出せ、処理が済みます。
   ところがIDが不明だと、記憶しているのはその機能。機能から探すと使用していたソフトがどれだったのか見つけ出せないのです。
   ソフトのアイコンなど、いろいろと思い出そうとしても記憶が曖昧でこれに丸一日以上費やしました。

9/16の午後から始めたリカバリーは9/19には完了しました。PCの環境もほぼ元に戻りましたのでほっとしています。
今回のリカバリーで唯一ラッキーと言えることがありました。
それは、windowsのシステム以外の情報は失わなかったということ。私のダウンしたPCは500GBのSSD(Cドライブ)と1TBのHDD(Dドライブ)が付属していて、システム・ソフト関連はSSDにそれ以外の文書ゃ音楽・画像などはHDDに保管していたため、リカバリの際、HDD(Dドライブ)はLockされ、データが保護されていたのです。BitLocker回復キーでDドライブが無傷であったことが確認できた時はなんとも嬉しく、なんだか得をした気分になりました。

今回の話はまだ先があります。
10/5からwindows11がインストール可能となり、直ちにインストールしました。

 

上の画像がwindows11のスクリーンショットです。タスクバーのアイコンが中央に表示され、個々のアイコンも変更されています。
windowの角が丸くカットされるようになりました。右クリックメニューも大幅に変更されており、10に慣れた方はいくらか戸惑うかも。
リリース直後はトラブル多発が常識ですから、早々のインストールは避けるべきかもと考えなくはなかったのですが、リカバリした勢いで直ちにインストールに走りました。
これで又トラブルが発生したら、笑い話にもなりません。

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