Monthly Web Magazine Oct. 2021
■ コロナ禍下でのお祭り 大野木康夫
私の地元の祭礼は、かつては10月16日(旧暦9月9日)に行われていましたが、体育の日が制定されてからは10月10日に、体育の日が10月第2月曜となってからは10月の第3日曜日に行われるようになりました。
一昨年、神輿の轅(ながえ)を新調し、他の京都地区の神輿と同じように前後に揺らし、鳴鐶(なりかん)を鳴らして巡幸するようになりました。
しかし昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止、今年も役員さんのみでトラックに神輿を積んで氏子地域を巡行するということとなりました。
私自身、舁き手としてもとうが立ってきたことから、再開後に参加するかどうかは白紙です。
一昨年から意識して撮影するようになった各地の祭礼も、新型コロナウイルス感染症の影響で神事のみ行われたり中止になったりしています。
一昨年撮影した祭礼の写真を見ると、大勢の人が密集して行うことが多いため、コロナが収束しないと再開は難しそうです。
令和元(2019)年に撮影した祭礼
亀崎潮干祭(愛知県)
ホーランエンヤ(島根県)
高浜七年祭(福井県)
尾張津島天王祭(愛知県)
祇園祭(京都府)
貴布禰神社夏季大祭(兵庫県)
百舌鳥八幡宮月見祭(大阪府)
尾張津島秋祭(愛知県)
飾磨祭(兵庫県)
灘のけんか祭(兵庫県)
祭礼が撮影できるようになれば、各地の興味深い祭礼の撮影を続けたいです。
さしあたって、地域によって曳行に特徴がある大阪府、兵庫県のだんじりや荒々しい播州地方の秋祭りは撮影したいと思います。
【最近の撮影】
京都市とその周辺の旧遊郭建築
売春防止法施行以降60年以上がたち、特徴がある建物がだんだん消えつつあります。
「負の遺産」としての側面もありますが、存在するうちに撮影しようと思いました。
五条楽園(下京区)
大規模な遊郭建築や旧歌舞練場が残っています。
橋本(八幡市)
狭い地域に集中して残っていますが、近年取り壊される建物が増えてきたようです。
映画「鬼龍院花子の生涯」のロケ地としても有名です。
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