Monthly Web Magazine July 2022
■ 梅雨時の撮影は… 大野木康夫
6月はなかなか撮影に行くこともできず、最後の週末である26日に国道425号沿いの滝を撮影に行きました。
国道425号は十津川村~龍神温泉間が悪路なので、「酷道」よばわりされていますが、尾鷲~上北山間は道幅もそんなに狭くなく、沿線に見事な滝が点在する景勝地となっています。
長い間、土砂崩れによる不通が続いていましたが、最近は通行できるようになっているので、初めて尾鷲側から訪問しました。
国道425号沿いの風景
尾鷲側から30分ほど車を走らせたところに、アナギの滝があります。
国道から林道や沢を歩いて20分ほどで行くことができますが、途中、渡渉する必要があるので、それなりの準備が必要です。
訪問時はにわか雨に見舞われ、コンディションは悪かったですが、雄滝と雌滝が向かい合う様は見ごたえがありました。
雌滝
雄滝
アナギの滝から奈良県方面に行き、10分ほどで奈良県に入ってすぐに隠れ滝があります。
国道から100mで落差100mの段爆の滝前に行くことができます。
隠れ滝の滝前でレンズ交換しているときに、標準ズームレンズのマウント部分が破損し、使用できなくなりましたので、以降は広角ズームレンズ(15~30mm)と望遠ズームレンズ(70~100mm)だけの撮影となりました。
また、広角ズームレンズの接合部が汚れて、動作がしにくくなっていました。(帰って清掃したら直りました。)
雨や滝前での撮影は気を付けなければならないと改めて思いました。
隠れ滝から少し進むと、不動滝、銚子滝がありますが、この日は上段の銚子滝は雲の中で見えませんでした。
不動滝
不動滝から上北山方面に20分ほど進むと、千尋の滝があります。
この時には雨は上がっており、滝までの道もスムーズにたどることができました。
撮影が終わって国道に戻ると、右の二の腕と首筋にヤマビルの玉をぶら下げているのに気が付きました。
私はヒルジンのアレルギーが今のところないので、咬まれても痒くなったりはしないのですが、久しぶりに咬まれて気分が滅入りました。
誰もいないので、着ているものを一枚ずつ脱いで、他にヒルがいないか確かめてから車に乗りました。
また、帰りに不動七重の滝に寄ろうと思ったら、前鬼林道が全面通行止めになっていたので断念して帰りました。
いろいろなアクシデントに見舞われましたが、滝の風景を眺めると気が晴れたので、満足はしています。
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