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新潟県村上市 若林家

Wakabayashieke,Murakami city,Niigata

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村上市三之町3-13 若林家住宅(新潟県村上市三之町) 重文 近世以前/民家 江戸後期 明和6(1769)火災後 桁行16.3m、梁間8.5m、寄棟造、茅葺、北面及び西面庇付、東面便所附属、板葺、南面突出部 桁行7.6m、梁間8.0m、寄棟造、茅葺、東面庇付、西面玄関及び便所附属、板葺 旧床板1枚 19770128


Sep/1,2013 瀧山幸伸 source movie

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Aug.2004 瀧山幸伸

 HD(1280x720)

若林家住宅 (国重要文化財)

新潟県村上市三之町七番一三号

若林家は、江戸時代中期以降、内藤氏の城下町村上の旧三の丸にありました。

幕末には150石扶持と伝えられています。18世紀末の建築。寄棟造、茅葺き。

 建物は、東西に棟を持つ居室部と、南へ突き出した座敷部との棟をL字型につないだ角屋で、西面しています。

居室部は西に土間の出入口を開き、この土間に接し、板敷きの広い「茶の間」があり、いろりがあります。

その奥は細かく部屋割りされ、「居間」、「納戸」など内向きの室があり、「客対の間」も正式の座敷ではないかと考えられます。座敷部は、床、棚をもつ主室と「次の間」及び「小間」が附設されています。

かつては、西側に玄関がありましたが、この付近は改造されており、部屋割にも変更があります。

構造は上、下屋の別があり、上屋の梁間は3間。柱の密度はかなり高いけれど、太さは細く3寸5分程度。座敷の柱、長押には面皮の材が用いられています。

 この住宅は部屋割が細かく、土間が狭いことなど間取りに侍屋敷らしい特色が現れています。一部に改造が見られるものの、この種の建物の乏しい東日本における中級武家屋敷の遺構としての価値が認められます。

軒に吊るされたサケが村上の情緒を演出しています。野菜などを栽培していたであろう広い庭に出れば武士のつつましい生活を伺い知ることができます。

(参考資料:村上市)

間取り資料:文化庁

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