岡山県笠岡市 白石島と白石踊
Shiraishijima and Shiraishi odori, Kasaoka city, Okayama
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May 19, 2018 野崎順次 source movie
岡山県笠岡市白石島
白石島の奇石・磐座その1
(Strange and/or Sacred Stones in Shiraishijima Island Part One, Kasaoka City, Okayama
沖の白石の横を通って、白石島に着く。巨石奇石の核心部は島の西側である。
今回の目的は東の山の中腹の巨石は比丘尼(びくに)岩である。形が頭巾を被った尼僧の姿に似ている事から「比丘尼(びくに)岩」と名づけられ、それが「みくに」に転訛し、「皇国岩」という字が当てられたりもしている。
麓から急な石段を登る。周りには石がゴロゴロある。
明釣神社はこの巨石を祀る社である。高皇産霊(たかみむすび)尊の御神霊が宿るとされている。
さらに登る。
比丘尼岩の足元
降りる途中に不思議な形をした石組があり、イワクラ学会は「日計(ひばかり)石」と名付けている。
南や東の斜面にいろいろな石がゴロゴロしている。
白石島港
歌の石碑など
港の誰もいない店舗に昭和15年の写真があった。島の歴史、神話、伝承を検証するために、東京の偉い先生を招いた際の山上の記念撮影である。神道の研究者らしい。
参考資料
2016年8月28日「高島・白石島のイワクラ」平津豊
イワクラ(磐座)学会 会報37号 2016年8月1日発行
July 15, 2017 大野木康夫 source movie
白石踊体験ツアー
7月15日に行われた白石踊体験ツアー(井笠観光株式会社主催)に参加しました。
笠岡港周辺
笠岡諸島にある小中学校の給食食材入れ
ツアーは17時30分に笠岡港(住吉乗り場)を出港する貸切船(三洋汽船の「くれいるさんよう」)で白石島に向かいます。
途中の風景(西側)
白石島に到着
会場である海水浴場へ
白石踊(重要無形民俗文化財)
笠岡市白石島に伝承される盆踊の一種で、源平両軍の戦死者の霊を慰めるために始められたものといわれ、八月十三日から十五日まで演じられる。
浜辺に仕組んだ櫓をめぐって、島内の老若男女が大太鼓と音頭に合せ、梵天【ぼんてん】や団扇【うちわ】などを手にして踊る。
同じ踊りの輪のなかに男踊、女踊、笠踊、二つ拍子(娘踊)などの組があり、一つの太鼓、一つの音頭で各組各様の踊りを踊る演技・演出法は他に類例も少なく、芸能史的に貴重なものである。
また、音頭は口説で、「さいの河原」「那須の与市」「お夏清十郎」「お半長右衛門」など十余曲。
(国指定文化財等データベースより)
基本的な6動作からなる踊り方の講習会
参加しているので動画からの切り出し画像
子どもたちの踊り
笠踊、男踊、女踊、娘踊が混合で実演
動画からの切り出し画像
保存会による踊り
本番(8月のお盆の3日間)は衣装なしで演じられますが、体験ツアーでは衣装を着けて実演されます。
奴姿は笠踊、羽織姿が男踊、留袖姿が女踊、振袖に頭巾姿が娘踊です。
動画からの切り出し画像
この後、2時間の体験ですが、砂浜での慣れない踊りは意外に足に負担がかかるのか、1時間ほどすればほぼ地元の方ばかりになり、本番の練習にいろいろな踊りを踊っておられるかたもおられました。
帰路の行灯
「体験ツアー」なのでなるべく踊っていましたが、手と足が調和するまで時間がかかりました。
楽しいツアーなので、お勧めです。
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