岡山県倉敷市 吉備寺
(Kibiji Temple, Kurashiki, Okayama)
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Dec 2010 撮影/文: 野崎順次
岡山県倉敷市真備町
真言宗御室派
鏡林山 吉備寺(きびじ)
撮影日: 2010年12月12日
本尊は薬師如来で行基作と伝えられ秘仏となっている。
この地には飛鳥時代に箭田廃寺(やたはいじ)が存在し、鬼瓦(後述)や礎石が出土している。吉備寺は箭田廃寺の跡に建てられており、礎石は現在、庭石に利用されている。この地の古代豪族・下道氏の一族で奈良時代の大臣・吉備真備を輩出した吉備氏の氏寺である。この寺院の南西に真備の祖父の墓と伝えられている場所があり、吉備様と呼ばれている。このため、江戸時代初期までは真蔵寺という名であったが、元禄年間(1688年 - 1704年)に吉備寺と呼ばれるようになった。なお、現在の本堂等は江戸時代の建造である。
脳病に効験があるといわれる「へちま封じ」と呼ばれる祈祷が行われる。また、受験シーズンには奈良時代きっての文化人であった真備にあやかり、入学や就職の祈願で賑わう。
国指定重要文化財
蓮華文鬼瓦・四葉蓮華文鐙瓦(しようれんげもん あぶみがわら)・花枝文宇瓦(かしもん のきがわら)
当寺より出土。奈良時代の製作。現在は岡山県立博物館に寄託されている。
寺の周辺には真備が遣唐使として派遣されたことに因み、「まきび公園」や「まきび記念館」といった中国風の施設が設けられている。
吉備寺の南に小高い山があり、地元民から吉備様と慕われている神社の奥に吉備公墳がひっそりと祀られています。
吉備寺
まきび公園(ごく一部)
吉備公墓
帰途
参考資料
ウィキペディア「吉備寺」など
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