岡山県倉敷市 熊野道地蔵石仏
(Kumanomichi Stone Image of Jizo, Kurashiki City, OkayamaPref.)
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保存のよい美しい地蔵石仏 | |
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March 21, 2020 野崎順次 source movie
岡山県倉敷市福江
JR児島駅から天城線倉敷駅行きのバスに乗り、福南山で降りる。ちょっとした公園になっている。少し南に戻ると右手に白い標柱が見える。
コンクリートの覆屋の中におられるが、格子が太く間隔が短く、御本体に近すぎるので、全体像が見るのが難しい。
県重文 鎌倉時代中期 高148㎝ 花崗岩
復弁の反花座を別石で作り、その上に単弁蓮座上に頭光を負い、右手錫杖、左手に宝珠を持つ丸彫りの美しい地蔵座像を安置する。堂内にまつられた石仏であるため風化が少ない。頭光の背面に「建治二年(1276)□三月廿四日………沙弥全□」の銘があり、つづいて仏体の背後に願文と多くの人名があるが、摩滅が甚しく完読困難である。しかし三宅□□、同□吉、同良藤など三宅氏十二人の交名が辛うじて読まれ、児島地方に栄えた三宅氏族の造立した古石仏であることが知られる。
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典」1998年より)
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