岡山県倉敷市 下津井
(Shimotsui, Kurashiki city,Okayama)
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September 20 - 21, 2015 野崎順次 source movie
倉敷市下津井吹上303-53
(086)473-7711
せとうち児島ホテルから瀬戸内海を眺望
倉敷市下津井3丁目1838-1
(086)479-9688
すし割烹 松本
下津井港から下電下津井駅跡
再び、下津井港
下津井2丁目
円福寺
下津井2丁目
下津井1丁目、県の町並み保存地区の主要部
吹上港
下津井吹上1丁目
観音寺と眺望
むかし下津井回船問屋
街並
タコ料理 下津井亭
Shimotsuitei
Sep.21, 2014 瀧山幸伸 source movie
June .2009 撮影/文 野崎順次
下津井は古くから知られた港町である。
四国への距離が最も短いことから、金毘羅参りや八十八ヶ所めぐりへの人々が集まり、また、江戸から明治にかけて北前船の風待港として栄えた。
ところが、宇高連絡船の開業に伴い、交通の要地としての地位を失い、さらに瀬戸大橋の開通により、丸亀行フェリーも廃止された。
現在は漁港である。有名なタコをはじめ、カレイ、メバル、ワタリガニなどが獲れる。
現在、下津井に行く公的交通手段はJR児島駅からバスに乗るしかない。
最も西の停留所、下津井港で降りて旧フェリー乗り場に向かうと、下津井電鉄下津井駅跡がある。
下津井電鉄線は、JR茶屋町から児島を経由して下津井に至る21kmで、1913年茶屋町・味野町(後の児島)間14.5kmが、翌1914年には味野町・下津井間6.5kmが開業した。
軌道の幅は狭く(ナローゲージ)、762mmであった。
しかし、自動車と道路網の発展に伴い、1972年に茶屋町・児島間が、1990年12月31日には児島・茶屋町間が廃止された。
下津井駅跡では、残念ながら風情のあった駅舎は危険のため解体されたが、残る施設や11台の車両がボランティア団体「下津井みなと電車保存会」によって清掃・整備作業が続けられている。
下津井港から東へ、大きな墓地を過ぎて、昔ながらの道に入ると円福寺がある。下津井城主、池田長政の菩提寺で、境内に石塔や石仏が多い。さらにところどころに古い家の残る道をたどる。
祇園神社は下津井港から海に突き出た岬の丘の上にある。海の守護神「下津井の祇園さま」である。
江戸時代には多くの遊郭があり、橋のたもとで、船頭や船乗りたちに「まだ(遊郭にあがらん)かな」と老婆が声をかけたという「まだかな橋跡」が残っており、まだかな会館まである。また、下津井共同井戸群の良質の水を求めて、御座船、朝鮮通信使の船列、北前船、金毘羅船が寄港した。そして、岡山県の町並み保存地区に指定された中町の町並みである。
観光交流施設「むかし下津井廻船問屋」
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