岡山県瀬戸内市 餘慶寺
Yokeiji Temple, Setouchi city, Okayama
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瀬戸内市邑久町北島1187 餘慶寺本堂 重文 近世以前/寺院 室町後期 永禄13(1570) 桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、向拝一間、背面下屋附属、本瓦葺 棟札2枚、厨子1基 19790521
撮影日: 2011年3月19日
上寺山 餘慶寺(うえてらさん よけいじ)
(Ueterasan Yokeiji Temple, Setouchi, Okayama)
岡山県瀬戸内市邑久町北島1187
天平勝宝元年(749)報恩大師によって開山された備前四十八ヶ寺のひとつである。山内には、本堂(観音堂)、薬師堂、三重塔、地蔵堂、鐘楼、山王社、愛宕社、開山堂などの諸堂宇が伽藍を連ねる。かつて、七院十三坊といわれた塔頭は、恵亮院、本乗院、吉祥院、定光院、明王院、圓乗院の六院が現存している。さらに、山内には豊原北島神社とも隣接し、平安時代より発展した神仏習合の姿を依存している。
文化財(*写真あり)
国指定 本堂* 薬師如来像 聖観音像
県指定 十一面観音像 梵鐘* 三重塔*
市指定 鐘楼*
ご本尊の千手観音菩薩像は33年に一度ご開帳される。次回は平成24年11月17日(土)〜25日(日)である。
JR赤穂線大富(おおどみ)駅から2km足らずを春の息吹を感じながらのんびり歩く。
途中で山間の近道を通ると、天狗が投げたという「投げ岩様」があった。
餘慶寺のパンフレットと説明板
重文 本堂(観音堂)
正徳四年(1714)再建。室町時代末の伝統的密教本堂の形態をよく保っている。
外部
細部
内部
県文 三重塔
江戸時代、文化十二年(1815)再建、本瓦葺、高さ20.6m
その他、境内
豊原北島神社
舒明天皇6年(634年)より、この地に鎮座し比咩大神を祀ったのが起源と言われる。神社草創の時代は、山上にあった大岩に藁を敷き神座として磐座信仰を行っていたと当神社の古記録に見られる。神社のある山は古い時代には日待山(ひまちやま)と称し、太陽神として日の出を遙拝していたようである。源平合戦の後、佐々木盛綱が藤戸の戦いでの先陣の功を感謝し、色々威大鎧(いろいろおどしおおよろい)をと、杏葉文轡(ぎょうようもんくつわ)を奉納したとされる。明治4年(1871年)に郷社に列した。色々威大鎧は国の重要文化財、杏葉文轡は岡山県指定重要文化財に指定されている。
神社の小さな梅園
祇園牛頭天王堂と法華塔
参考資料
本寺パンフレット
日本の塔 − 山陽路・岡山県の塔HP
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