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岡山県津山市 城東地区(旧出雲街道)

(Former Izumo Road in Joto Area, Tsuyama, Okayama)

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August 13, 2023 野崎順次  source movie

 

岡山県津山市東新町40
城東むかし町屋(旧梶村邸)


城東むかし町家は、豪商であった旧梶村家住宅で、間口31.5メートル、奥行き34メートルの敷地に江戸時代末期から昭和時代にかけてそれぞれの時代の生活様式に合わせて改築されている。 主屋は江戸時代の末期に建てられ、明治時代に付属屋、大正時代に座敷、洋館と裏座敷、東蔵が、昭和初期に西蔵、茶屋が増築された。
梶村家は1767年(明和4年)に「札元並」という町役に任命され、その後数代にわたり「札元」を務めた。1871年(明治4年)から、梶村姓を名乗っている。
建物は、1997年(平成9年)に国の登録有形文化財に、庭園は「旧梶村氏庭園」として2012年(平成24年)に国の登録記念物に登録されている。
(ウィキペディア「城東むかし町屋」)

城東重伝建地区の出雲街道を西へ
         


パンフレットと主屋(江戸後期頃)表側
     

主屋の中へ、こみせ、どま、だいどころ
               


座敷と洋館(共に大正期)
           


東蔵(大正期)と展示
                       


露地庭と茶室千草舎(昭和初期)
                      

庭園へ進む、茶室と座敷(大正期)と落棟(新座敷、明治期))に囲まれている。
              


巨石を使った滝石組(昭和期)、かつては上水道から水が流されていたそうだ。
                 


どまに戻り、室内に上がって、北側の座敷(大正期)
                  


落棟(しんざしき、明治期)
                 


Dec.3,2020 瀧山幸伸  

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A camera

                                                       

      

                      

                   

   

                      

                         

 

B camera

                                                                                                                                                                                                                                                         



July 17,2015 瀧山幸伸 source movie

作州城東屋敷

Sakushu joto yashiki

                    

箕作阮甫旧宅付近

Mitsukuri genpo kyutaku

   

                                                                       

  

城東むかし町家(旧梶村家住宅) 付近

Kyu Kajimurake

                                                                                                                           


Jan.2010 撮影/文 野崎順次

撮影日: 2010年1月10日

JR岡山県津山市 駅から北へ歩き、吉井川にかかると、岡山県津山市 消防の出初式をしていた。さらに北に歩くと東西の幹線道路がある。旧出雲街道である。

                    

岡山県津山市 城(鶴山城)の東側、宮川に架かる大橋を渡った城東地区は、旧出雲街道沿いに古い町家が軒を連ね、昔の街道の趣をよく残している。

大橋を渡った地点で道はかぎ型に屈曲する。大曲という。

橋本町、林田町(はいだちょう)、勝間田町と続く。

中二階、格子窓、袖壁(防火のため二階の両端に突き出た壁)の古い家が続く。

                 

勝間田町の苅田家は酒造業で、改築、増築はされているが、江戸時代の建物である。

二階の上に小さな望楼がのぞき、赤い煉瓦造りの酒造用の煙突もあり、古い母屋、白壁の蔵に一層の風情を添えている。

                     

さらに東に歩き、勝間田町から中之町へ。

    

中之町には「作州城東屋敷」がある。小学校や保育園だった跡地に、町並みの核の一つとして平成5年(1993)に建てられた。

                          

岡山県津山市 の祭りは「だんじり」が有名だが、その展示館も同じ場所にある。」だんじり展示館

           

東に歩き、中之町から西新町に入る。

             

国指定史跡 箕作阮甫(みつくりげんぽ)旧宅。阮甫は、わが国洋学の草分けの一人。藩主に従い江戸に出て蘭学を学び岡山県津山市 藩士のまま幕府に出仕し、後に幕府直参となった。

             

直ぐ東の東新町に「城東むかし町家(旧梶村家住宅))が一般公開されている。広壮な屋敷である。

                                           

林田から南北の幹線道路を越えて行くと旧岡山県津山市 洋学資料館がある。

本館は神社仏閣風の外観で、屋根は千鳥破風入母屋造り。

桧皮葺きの上を銅板で張りさらに玄昌石の天然ストレートで葺くという凝った造りである。

大正9年(1920)に妹尾銀行の岡山県津山市 東支店として建てられた。

その後第一合同銀行、中国銀行岡山県津山市 東支店となり、昭和48年まで銀行として使用されていた。

新しい洋学資料館が箕作阮甫旧宅の隣に建設中なので、ここは閉鎖された。

また、林田の町並みに戻る。

屋根に煙出しの付いた鍛冶屋さんがある。作州鎌づくりで有名だった。

                    

北へ向かい、上之町の東西の道を通って岡山県津山市 市街の中心に戻る。

かつては中・下級武士の武家屋敷が並んでいた。

お寺も多い。お城のような家は新しい建築である。広場でぜんざいをご馳走になった。

          

大隅神社。

              

上之町を西に歩くとお城の石垣が見えてきた。

                 

この木造三階建ての建物は古い旅館で、城東ではなく城西の堺町にある。とても印象的である。

   

参考資料

「歴史散歩 岡山町並み紀行」 富阪晃 1977 山陽新聞社

岡山県津山市 市観光パンフレット


Nov.2009 撮影:高橋久美子

                                                                                    

 

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