岡山県津山市 旧津山中学校
Kyu Tsuyama highschool,Tsuyama city,Okayama
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津山市椿高下62 岡山県立津山高等学校(旧岡山県津山中学校)本館 重文 近代/学校 明治 明治33(1900) 木造、建築面積660.73㎡、二階建、桟瓦葺、正面玄関ポーチ、中央部塔屋付 19951226
October 2,2016 大野木康夫 source movie
岡山県立津山高等学校(旧岡山県津山中学校)本館
所在地 岡山県津山市椿高下62
椿高下
岡山県立津山高等学校(旧岡山県津山中学校)本館(重要文化財)
明治33(1900)年の建築
木造、建築面積660.73m2、二階建、桟瓦葺、正面玄関ポーチ、中央部塔屋付
岡山県津山市椿高下62番
国指定重要文化財
岡山県立津山高等学校本館(旧岡山県津山中学校)
(Head Quarter of Okayama Prefectual Tsuyama High School, Tsuyama City, Okayama)
撮影日: 2011年4月16日
岡山県立津山高等学枚の本館は、旧岡山県津山中学校の本館として明治33年(1900)8月に建築された木造二階建ての洋風建築で、国の重要文化財に指定されている。明治時代の旧制中学校の数少ない遺例として、近代における美作地域の中等教育及び岡山県の近代中等教育をも象徴する建造物である。
本館は、煉瓦積みの布基礎上に建てられ、正面が23間(41.85m)、側面が5間(9.09m)の堂々たる偉容を誇る。また、中央部の前面は梁間7間、桁行1間分を突出させたうえに、更に玄関ポーチを設置することによって正面玄関を際だたせている。
本館の屋根は寄せ棟造りで桟瓦葺(さんがわらぶき)とし、屋根の正面中央にはクロイスターヴォルト型の塔屋を設けてその上に避雷針を設置している。そして、左右の屋根の前後には4ヶ所にわたって切妻形の屋根窓を付けて、明かり取りとともにアクセントとしている。軒は軒蛇腹となっていて、蛇腹の下は持ち送りで支えられ、型押し飾り風の装飾がなされている。
こうした外観は最盛期のイタリアルネサンス様式をモデルとしたもので、軒廻り、窓、階段などにはみごとな意匠が施されており、それらのすばらしい調和と比例によって格調高く端正な美しさを完成させることとなった。内部には後の時代の改修が加えられているが、旧講堂の格天井(ごうてんじょう)や階段室廻り、各所で用いられている建具の枠などには原形が残っており、その意匠と技術は高く評価できるものである。
建物外部を左回りに見ていく。本高生と出会うと「こんにちは」と挨拶してくれる。気持がよい。
内部に入り、1階から2階と見て回る。吹奏楽部の女子が廊下や教室で個人練習していた。
校内の枝垂桜
参考資料
「津山市の国指定文化財」 津山市の公式ウェブサイト
Nov.2009 撮影:高橋久美子
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