岡山県津山市 中山神社
Nakayamajinja,Tsuyama city,Okayama
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津山市一宮695 中山神社本殿 重文 近世以前/神社 室町後期 永禄2(1559) 桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝一間、向唐破風造、檜皮葺 宮殿3基、棟札2枚 19140417
October 2,2016 大野木康夫 source movie
所在地 岡山県津山市一宮695
御神木の欅
石鳥居(中山鳥居)
貫が柱から出ていない珍しい形式
参道、神門
惣神殿
中門から拝殿
本殿(重要文化財)
永禄2(1559)年の建築
桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝一間、向唐破風造、檜皮葺
岡山県津山市一宮695
美作国の一の宮として高い社格と農耕の神牛馬の守護神として広く人々の信仰をあつめてきた中山神社は、鏡作命を祭神として、慶雲四年(707年)創建され、その後戦国時代の天文二年(1533年) 尼子氏の美作攻略のとき兵火により焼失したが、永禄二年(1559年)尼子晴久によって再興された。
その構造は室町末期のもので、安土桃山時代への過渡期の特徴を具有し、単層入母屋妻入り造り、桧皮葺 きの本殿は中山造りと呼ばれ、他地方には例を見ず、大正三年(1914年)国の重要文化財に指定され、美作一円の神社建築の手本となっている。
広い境内の神社正面入口の鳥居は寛政三年(1791年)の建設であり、角貫に木鼻がなく笠木と島木にそりをもたせて壮大美を強調してあり他地方には例をみない中山鳥居として一形式をつくっている。参道を歩み御手洗 川の石橋を渡れば津山城の大手二の丸にあった四足門を移した(1834年)表神門、本殿庭には寛文八年(1668年)津山藩森忠継奉納による燈籠二基がある。
更に中山鳥居の南道路べりにある「祝木のケヤキ」(市指定文化財)は樹齢800年と推定され広い洞内には 「祝木の神」大国主命をまつった小祠があり、目通り8.30m、樹高10.5mは県下一の巨樹である。その他中門前の右手には推定樹令500年というセ ンダンの幹に、ヤマザクラ他各種多様な植物が着生し、さながら植物の見本市を催しているなど、植物・鳥類・昆虫の宝庫である。
(玄松子ウェブサイトによる「境内案内」より)
名木百選 祝木のケヤキ 推定樹齢800年
パンフレットと現地説明板
中山鳥居 江戸中期 寛永三年(1791)
花崗岩製、高さ約11m、両柱を支える貫はあるが、横に突出する木鼻がないのが珍しい。
名木百選 中山神社のムクノキ
参道を進む
市重文 神門 江戸後期(1834年)
津山城の大手二の丸にあった四足門を移した。
拝殿
国重文 中山神社本殿 室町後期 永禄二年(1559)
桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝一間、向唐破風造、檜皮葺
時計と逆回りに見ていく。
正面細部
向かって右側面(北東面)
背面(北西面)
向かって左面(南西面)
その他境内、神楽殿、末社の惣神殿、御先社、国司社など
末社 猿神社、今昔物語二十六巻にみえる「中山の猿」の例を祀るとされ、現在、猿田彦神として祀られている。
参考資料
中山神社パンフレット
玄松子ウェブサイト
Apr.2011 酒井英樹
撮影:2010年4月
<本殿>
正面3間側面3間、組物出三斗、中備蟇股、二軒繁垂木、入母屋造、妻虹梁大瓶束、檜皮葺
総社本宮と平面酷似、向拝1間唐破風造
室町時代[永禄2年(1559)]
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