JAPAN GEOGRAPHIC

沖縄県恩名村 万座

Manza,Onna village,Okinawa

Category
Rating
Comment
 General
 
 
 Nature
 
 
 Water
 
 
 Flower
 
 
 Culture
 
 
 Facility
 
 Food
 


Sep.26,2016 田中康平

沖縄県恩納村 万座毛

Manzamo,Onna village,Okinawa pref.

沖縄県国頭郡恩納村字恩納

沖縄本島中部西海岸にあり風光明媚で植生が豊かなところとして知られる。

県指定の名勝・天然記念物(植物)となっている。

訪問時は台風の影響で風が強かったが景観が素晴らしく観光客も次々に訪れていた。

万座毛 沖縄県指定名勝

万座毛は琉球石灰岩からなる海岸地形に突出した断崖とその上の広大な芝生面からできている。

18世紀前半、時の琉球国王尚敬が北山巡視の途中にここに立ち寄り「万人を座らせるに足る」と称賛したことから万座毛と名付けられたと伝えられている。(沖縄県教育委員会 / 恩納村教育委員会の説明文より)。

万座毛石灰岩植物群落 沖縄県指定天然記念物

 万座毛は恩納集落の西側に位置し、新生代第四紀の琉球石灰岩からなる崖地です。海側は高さ約20mの崖となっており、崖の上の平坦地はコウライシバやタイワンカモノハシが茂った広場となっています。琉球石灰岩の表面は、雨や風にけずられて穴があいていたり、割れ目があったりします。ここは水分が少なく、たえずつよい塩風が吹きつけるきびしい環境条件の場所です。そのためこの場所には、きびしい環境に耐えられるような特殊な植物が多く生えています。例えば、ハナコミカンボクやオキナワスミレ、オキナワマツバボタン、イソノギクなどは、琉球列島の植物の分布を考える上で重要な種類です。

(沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より)

                        


May 13,2015 中山辰夫

沖縄県国頭郡恩納村恩納村は沖縄本島西海岸のほぼ中央部に位置し、南北約27km、東西に4.2㎞と細長い地形をしており、山や川、海等の変化にとんだ自然豊かな村で、風光明媚なビーチが多く、海岸域は全て沖縄海岸国定公園に指定されている。

国道58号線沿いには、大型のリゾートホテルやペンションなどの宿泊施設が建ち並び、年間宿泊者数210万人を数える国内有数のリゾート地である。

アメリカ合衆国のビル・クリントン大統領やロシアのプーチン大統領などの世界の首脳も、2000年の九州・沖縄サミットの際には当村のホテルに滞在した。漁港もあって新鮮で、良質な海産物が提供される。宿泊したホテルから写した夜景と早朝の画像である。

R58号線が町中を走る。

遠景〜街なか

              

夜景

     

日の入り

            

東シナの海、琉球石灰岩からなる岩礁から日没を待つも、最後に最後に雲に遮られてアウト。

万坐毛(まんざもう)・万坐毛石灰岩植物群落

Manzamo 景勝地。海岸の絶壁に、象の鼻の形の岩があるのが特徴。東シナ海に面し、沖縄海岸国定公園に属する。

琉球王朝の時の王である尚敬王が、「万毛(毛は原っぱのこと)」(言い換えると「一万人が座れる広い原っぱ」)と評したことに由来していると言われている。駐車場広場に入る手前にある女流歌人・恩納ナビーの歌碑

  

恩納村の代表的な景勝地・万座毛(まんざもう)の入り口にある。1700年代の伝説的な女流歌人として知られる。

『波の声もとまれ 風の声もとまれ 首里天がなし 美御機拝ま』と刻まれているその歌は、「波の音も静まれ 風の音も静かになれ 国王様のお顔をみんなで拝みましょう」という歌意である。

琉球の王・尚敬王(しょうけいおう)が北部を巡視中に恩納村の万座毛に立ち寄った際、広場には王の顔をひと目見ようと大勢の人が集まっていた。その風景を見たナビーが、ウシデーク(女性たちが太鼓を打ちながら農漁の収穫を喜んで歌い踊る)の時に王一行へ歓迎の意を表して、即興で詠んだ歌といわれている。

駐車場の両側には売店が並ぶ

  有名な鼻を下げた象の頭に似た断崖

        

この一帯は琉球石灰岩の海岸断層と芝生に覆われた広場から形成された沖縄特有の海岸景観である。

象二に多断崖は、海食洞と呼ばれる大きな空洞、ノッチと呼ばれる彫りこみの岩からなっている。遠景 

    

東シナ海である。遥か彼方に伊江島が見える。恩納村にあるホテルも見える。万坐毛石灰願植物群

沖縄県指定天然記念物

     

ここには水分が少なく潮風が吹きつける厳しい環境に耐えられる特殊な植物が生育している。崖の上の平坦部は、コウライシバ岩の上面のシバ草原は主としてコウライシバから構成され、これにナハエボシグサ、シオカゼテンツキなどが混じる。周辺にはモンパノキやクサトベラなどの海岸性の低木が群落を作っている。

沖縄の隆起珊瑚礁には天然のシバ草原が稀ではないが、ここはその最大規模のものである。多くの海岸性植物が見られるが、この地域の海岸崖地には、イソノギクをはじめ、沖縄島でもここだけに見られる特殊な植物がいくつか生育することが知られている。


July 2007 瀧山幸伸 source movie

ムーンビーチ

moon beach

        

         

万座毛

Manzamou

                 


Jan.2007 撮影:さちおさん万座毛

Manzamou

   


 All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中