沖縄県名護市 津嘉山酒造所
Tsukayama Brewewry,Nago city,Okinawa
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Sep.30,2020 酒井英樹
津嘉山酒造所は昭和2年から3年(1927-28)にかけて名護市の市街地で、泡盛の生産を始めた。
敷地内には醸造の施設と居住設備が一体となした独特の構成を持つ主屋と麹屋からなる。
伝統的な沖縄の平面構造を残しながらも、主屋に付設する離れには本土の近代的建築要素を取り入れている。
第二次世界大戦の沖縄戦でほぼ壊滅した沖縄本島住宅の往時の姿(アメリカ軍が上陸後の軍司令部施設を考慮してあえて本施設のみ残した説あり)を伝える貴重な建造物であることから、主屋と麹屋が重要文化財に指定されている。
<主屋>
東西棟の主体部の北面西寄りに南北棟の突出部を付けるL字型の屋根で主体部の東南角に玄関、東北角に離れと便所を付設している。
屋根は寄棟造、本瓦葺、突出部を落棟とし越屋根を設け、玄関と離れは入母屋造、便所は切妻造とする複雑な構成を持つ。
全体で東西15.9m、南北18.7mの規模を持つ。
昭和3年(1928)頃の建築とされている。
内部(居住部)
内部(酒造部)
<麹屋>
桁行12.1m、梁間7.9m、寄棟造、本瓦葺、内部は土間の1室。
主屋同様、昭和3年(1928)頃の建築とされている。
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