大阪府千早赤阪村　赤坂城、楠正成生誕地

Kusunoki Masashige birthplace/Akasaka castle,Chihayaakasaka village,Osaka

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July 25, 2015 野崎順次　source movie

大阪府千早赤阪村

下赤坂の棚田

（Rice Terasses at Shimo-Akasaka, Chihayaakasaka Village, Osaka Pref.）

平地の少ない本村においては、斜面に階段状に積み重なった田である「棚田」を見ることができます。とりわけ、平成11年に農林水産省により「日本の棚田百選」に選定された「下赤阪の棚田」は、楠木正成が築城したとされる赤阪城の付近に位置し、春には「水を引き込んだ棚田」、夏には「青々とした棚田」、秋には「黄金色の稲穂が波打つ棚田」、冬には「雪化粧をした棚田」というように四季折々の美しい姿を見せてくれます。

なお、『太平記』には、「かの赤阪の城と申すは、東一方こそ山田の畔重々に高くして、」　と記されており、文化的景観としてのみでなく、歴史的な評価も必要であると考えられます。

また、平成21年11月には大阪ミュージアム構想事業として棚田のライトアップを行ったことで広く知られるようになりました。

（千早赤阪村公式ウェブサイト観光案内より）

金剛バス赤坂中学校前で降りると赤坂城址と棚田の表示がある。また、道路の両側も小規模の棚田である。

中学校への坂を登り、校舎の間から裏の高台に出ると、赤坂城址の石碑の向こうに棚田は広がる。

遥かPLの塔の向こうに大阪の高層ビル群が見える。

再び、棚田

舗装された南側の農道を西に進む。北に回り込んで、元の農道に戻る。

千早神社

大阪府南河内郡千早赤坂村大字千早城山１２２８ 金剛山登山ルートの途中にある

通称「楠社」ともいわれる。千早城の本丸にあり、もともとは千早城の八幡大菩薩を祀って鎮守として、築城の1332（元弘2）年に創建とされる。千早城は、南北朝期の武将楠正成が鎌倉幕府と戦ったとされる山城で、国指定史跡である。ちょうど千早集落を見下ろす場所に位置する。

1332年築城、1392年廃城の為「60年の短命」であった。

その城跡が現在では「千早神社」となっており、社務所が三の丸、神社が二の丸、その後が本丸跡である。

1874（明治7）年に社殿を再建、1879（明治12）年に祠を建て千早神社となる。1907（明治40）年に周辺にあった吉年の金峯神社、小吹の八坂神社、千早の坂本神社、中津神社を合祀した。

参道と社務所（三の丸跡）

境内（二の丸趾）

社殿（本丸趾）　境内社含む

狛犬

楠木正儀の墓　少し離れている。

■千早城跡国史跡

鎌倉時代末期より南北朝時代に存在した楠木正成の城である。四方を絶壁に囲まれ要塞堅固を誇ったといわれる連郭式山城である。

楠木七城の一つ。

千早城は、楠木正成が南北朝時代の１３３２（元弘2）年に築いた山城である。　

この城の守りは堅く、正成は少数ながら この城に籠城しながら、鎌倉幕府軍と善戦。　千早城に鎌倉幕府軍が足止めされている間に、東国で新田義貞が挙兵して幕府は滅亡へと導かれたという。

城はその後南北朝時代に、畠山氏に攻められ落城し廃城になったという。

現在城跡は千早神社の境内になっており、社務所付近に三の丸、神社社殿付近に二の丸、社殿の背後に本の丸があったといわれている。楠木正成は、前衛の城として下赤阪城を、本城として上赤阪城を持っており 千早城は詰め城であった。

千早城は堅牢な山城で、正成が奇策を用いて籠城戦を戦いぬき、最終的に幕府軍を撤退させる事に成功した事で有名である。

正成は、金剛山一帯にいくつもの要塞を築き、その指令所として千早城を用いたと伝えられている。

金剛山頂付近にその名を残す国見城址も、そういった要塞の一つである。

楠正成生誕地

下赤坂城跡、赤坂の棚田

上赤坂城跡

千早城跡

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