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大阪府池田市 釈迦院

(Shakain, Ikeda City, Osaka Pref.)

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April 28, 2020 野崎順次   source movie

大阪府池田市鉢塚3丁目4-6
高野山真言宗
鉢多羅山 釈迦院

当院の縁起は寺伝によれば、新羅との戦いに勝利した神功皇后が、戦勝品として、もたらした仏舎利を多羅宝鉢に納め、巨大な石窟を築き納めた。後に行基菩薩が夢のお告げによりこの石窟から仏舎利を掘出し、天平年間(729~49年)聖武天皇の勅命で一寺を建立、鉢多羅山(はったらさん)若王寺釈迦院と号したのを始まりとする。
この多羅宝鉢を納めた石窟はこの寺院の近くにある鉢塚古墳であると伝わり、また、旧地名の尊鉢村も釈尊の鉄鉢から来ているという。
幾度か兵火に遭っているが、中でも戦国時代には織田信長により、一山全焼し、宝物も釈尊の鉄鉢を除いて灰燼に帰している。その後再興され、規模は昔日の面影もないとのことであるが、現在の規模もからり大きな寺院であり、隆盛期の規模の大きさが想像される。
(大阪再発見!ウェブサイトより)

山門から参道を進む。

          

市文 梵鐘 江戸時代 寛永九壬申年(1632年)の銘があり、池田市内最古のものの一つ

   

シャクナゲ、庫裡、庭園

                

国重美 釈迦院宝篋印塔

鎌倉時代後期 高97cm 花崗岩
釈迦院の庭の一隅に立っている。おしくも相輪を亡失し現在他の宝鐘印塔の小形の笠がのせてある。古式塔から部分的にあらわれた手法が集結して整備した関西形式遺品が現れる段階で、この塔は近江徳源院の永仁三年(1295)氏信塔につづくものである。基礎正面輪郭を巻き、比較的小形であるが格狭間内に宝瓶三茎蓮を彫出し、蕾と開花と丁寧に葉脈をあらわした蓮葉から成る。上端は薄肉の複弁反花。塔身は正方形で荘厳された豊満な蓮座を線彫し、その上の月輪内に胎蔵界四仏種子を薬研彫する。笠は上六段下二段で、隅飾は直立し、二弧輪郭付の八面に見事な開蓮花分様を浮彫する。塔身の種子「アク」の左右に刻銘がある。「正安元年(1299)十二月廿五日、願主藤井景正」
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典、1998年」より)

                     

護摩堂、本堂(総桧、入母屋造)、虚空蔵堂(智恵福祿・進学祈願の虚空蔵尊安置)、厄神殿(本殿・拝殿・御供所)

          

路傍の花

   

 

 

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