大阪府河南町 金山古墳
(Kanayama Tumulus, Kanan Town, Minamikawachi-gun, Osaka Pref.)
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全国的にも珍しい双円墳、公園整備されている。 |
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January 13, 2018 野崎順次 source movie
大阪府南河内郡河南町芹生谷
国史跡
金山古墳は大小二つの円丘を合わせた双円墳という全国的にも珍しい形で、6世紀末から7世紀初頭、ちょうど前方後円墳がつくられなくなるころの古墳です。北丘は2段に、南丘は3段に築かれ、墳丘の周囲には掘がめぐらされています。各段のあいだと墳頂部の平坦面には石が敷かれていました。前期・中期の古墳にみられる斜面を覆う葺石は、くびれ部西側以外にはありませんでした。北丘には長さ約10メートルの横穴式石室があり、中には凝灰岩(ぎょうかいがん)をくりぬいてつくった家形石棺が2個置かれています。石室や石棺の中はすでに盗掘されており、わずかにガラス玉、耳輪、馬具、鉄刀、土器の破片が出土しただけです。石室前にはくびれ部西側へとつづく墓道(通路)があり、石室入口をふさいだあと、この墓道は埋められていました。この部分だけ埋葬直後の姿に復元しています。南丘にも石室へとつづく墓道がみつかり、横穴式石室があることはわかりましたが、調査していませんので大きさや中の様子などは不明です。
墳丘長:85.8メートル
南丘直径:55.4メートル
北丘直径:38.6メートル
南丘高:9.4メートル
北丘高:6.8メートル
(河南町ウェブサイトより)
現地説明板
東北からの遠景、左が南丘、右が北丘。
南丘側に近づく。
西南側から見る。左が北丘、右は南丘。
さらに東北側から見る。
北丘の上から南丘を見る
墓道、閉塞石の復元
北丘の横穴式石室に入り、二つの家形石棺を見る。
石室内で偶然出会った老人と記念撮影。実は大学バスケット部の2年後輩で、何という奇遇であろうか。
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