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大阪府柏原市 玉手山古墳群

(Tamateyama Tumuli Group, Kashihara City, Osaka Pref.)

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住宅に囲まれて地上からは見難い
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  Flower
 
  Culture
 
古墳時代前期前半に始まる古墳群
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April 21, 2018 野崎順次 source movie

以下の説明はすべて柏原市ウェブサイト「玉手山古墳群」からの抜粋引用です。

今から1700年ほど前に玉手山丘陵上に築かれた、前方後円墳と円墳による古墳群です。北から順に1号墳、2号墳…10号墳となっています。その範囲は南にある羽曳野市・駒ヶ谷周辺の古墳まで含めるのが一般的ですが、地理的な隔たりや、古墳の規模、埋葬施設の構造などから、ここでは10号墳までを玉手山古墳群の範囲と考えます。玉手山古墳群はその規模や数から考えて、古墳時代前期の古墳群として奈良盆地東南部に次ぐ古墳群と位置づけられます。

 

現在は1・2・3・7号墳のみ見られます。

形成時期

主な古墳の造営は古墳時代前期前半(3世紀後半)に遡り、前期中ごろ(4世紀中ごろ)には終息を迎えると考えられるようになってきました。

  

玉手山3号墳

柏原市老人福祉センター「やすらぎの園」の南にある前方後円墳で、大坂夏の陣の際に徳川方が後藤又兵衛の隊を破ったことにちなみ、「勝負山古墳」ともいいます。この3号墳は9号墳に続く年代の古墳で、玉手山古墳群内で初めて築かれた100m級の前方後円墳と位置づけられます。

   

玉手山2号墳

1号墳の南、後円部に近接して築造された前方後円墳です。わずかに出土した埴輪から考えると、1号墳に若干先行するかと考えられます。現在は墳丘全体が玉手地区の墓地になっています。

   

玉手山1号墳

丘稜の北端にあり、墳丘長110mの前方後円墳です。墳頂部には、大坂夏の陣で亡くなった奥田忠次の墓碑があります。古墳群の中で、もっとも良好に残っている古墳です。墳丘裾から楕円筒埴輪を2本をつないだ埴輪棺が発見されています。

             

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