大阪府河内長野市 滝畑地区
(Takihata Area, Kawachinagano City, Osaka Pref.)
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河内長野市滝畑1700 左近家住宅(大阪府河内長野市滝畑) 重文 近世以前/民家 江戸前期 江戸前期 桁行14.0m、梁間9.2m、入母屋造、妻入、茅葺 19790203
大阪府河内長野市滝畑
撮影日: September 29, 2012 河内長野市の石川の上流、大阪府最大の滝畑ダム湖南端に中世より閉鎖性の高い山村(半分はダムに水没)があり、その内の東ノ村に左近住宅(重文)がある。未公開であるが、石川を遡ってみて見学してみたいと思った。南海高野線河内長野駅から滝畑ダム行きの南海バスに乗って、終点の一つ手前の夕月橋で降りた。その時は午前9時半で、帰りのバスを見ると午前11時57分で悠に2時間ある。バス道から村の方に上がって行く。左近住宅の標識はあるが、ルートが皆目分からない。最初の集落が途切れ、次の集落でたまたま出会った人に聞くと「未公開ですよ。」と念を押されて登り道を教えてもらった。
国重文 左近家住宅 江戸前期
桁行14.0m、梁間9.2m、入母屋造、妻入、茅葺。
和泉山脈の北麓地域に分布する妻入りで前土間四間取り形式の和泉型は、いずれも谷に平行に棟を設けるのが特徴である。とはいえ、現役の倉庫代わりのようだった。狭い台地に立ち、周囲は木々なので全景はとても撮影できない。
妻入り側
山側
川側
大阪府指定天然記念物 左近邸の桑の木
川側に下り、小さな吊り橋を渡り、対岸の西ノ村側へ行く。時々振り返って東ノ村のたたずまいを見る。また、滝畑ダム湖の南端が見える。
天神社(旧大梵天王社)
滝畑7ヶ村の氏神であった。創建は不詳だが、本殿の最も古い棟札は興国六年(1345)。祭神は天照皇大神、伊弉諾命、伊弉冉命。
市文 木製灯篭 江戸時代末期〜明治初期製作と推測
拝殿から本殿まで
市文 本殿 江戸初期
三間社流造、室町時代の古材が再利用されているようだ。
東ノ村を遠望しながら夕月橋を渡り、東の村側に戻る。振り返れば、天神社の神体山。
夕月橋バス停あたりの表示など。
参考資料
現地説明板
ウィキペディア「天神社(河内長野市)」
全国重文民家の集いHP
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