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大阪府堺市美原区 黒姫山古墳

“Kurohimeyama Burial Mound”, Mihara-ku, Sakai City, Osaka Pref.

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August 9, 2015 野崎順次 source movie

大阪府堺市美原区黒山

国史跡 黒姫山古墳

(National Historic Site “Kurohimeyama Burial Mound”, Mihara-ku, Sakai City, Osaka Pref.)

黒姫山古墳は、全長114メートル、前方部幅65メートル、前方部高さ11.6メートル、後円部径64メートル、後円部高さ11メートルの二段築成の前方後円墳で、百舌鳥古墳群と古市古墳群の中間に位置します。

後円部の埋葬施設は、盗掘により破壊され消滅していますが、前方部中央から竪穴式石室が発見され、1947年から末永雅雄博士らによって発掘調査が実施されました。石室の中からは24領の甲冑をはじめ、大量の鉄製武具や武器が出土し、全国的に注目されるようになりました。

これらの調査より、黒姫山古墳は古墳時代中期(5世紀中頃)に、この地域で勢力を誇っていた丹比(たじひ)氏によって築造されたと考えられます。また、中世には城の砦として転用されていたことも分かっています。

(堺市ウェブサイトより)

考古学者森浩一さんの本で、特に印象に残った古墳の一つである。今は平野の真ん中に孤立しているようだが、かつては周囲に倍塚などがあって、古墳群を成していた。

パンフレットと現地説明板

本古墳は東西軸で西に前方部、東に後円部がある。西側から近づき、南の遊歩道を東へ進む。水を湛えた周濠があり、釣り人がいた。ちょうどブラックバスを釣り上げたが、撮影を逸した。

古墳の東に前方部で見つかった竪穴式石室が復元されている。

ガイダンス施設と説明板

古墳の北側を西へ戻る。集合の周りに推定幅約5mの周庭帯があり、その範囲をヒラドツツジで表現しているという。

前方部の墳丘露出展示

近くの田んぼで大きなタニシを観察。スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)か?

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