JAPAN GEOGRAPHIC

大阪府高槻市 嶋上郡衙跡

(Ruins of Shimagami County Office, Takatsuki City, Osaka Pref.)

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August 31, 2019 野崎順次 source movie

高槻市清福寺町・郡家新町・川西町一丁目他

国史跡 嶋上郡衙跡附寺跡

高槻・島本は古代の摂津国嶋上郡にあたり、ここを治めるために置かれた郡役所が、嶋上郡衙です。都や国の役所にならって、儀式の場・庁院(ちょういん)や税を納める正倉などが整えられていました。

庁院の西側には郡寺(芥川廃寺)、北に位置する式内社・阿久刀(あくと)神社周辺には嶋上郡の郡司(長官)一族の住まいがありました。また山陽道をはさんで西方の郡家今城遺跡、南方の津之江南遺跡は、郡衙と盛衰をともにした遺跡と考えられています。

嶋上郡衙跡周辺では、ここ35年ほどの間に約300か所近くで発掘調査が行われ、たくさんの建物や倉庫、道路などがみつかっています。なかでも、直径40センチメートルを超える庁院回廊の柱や、径1.2メートルの大木をくりぬいた厨(くりや)の井戸枠、石組井戸から出土した「上郡」の墨書土器は、嶋上郡衙の存在を確かなものにした重要な発見です。まじないに使った墨書土器や銅銭なども出土しています。

史跡の中心部にあたる川西小学校北西側の一画には、庁院を3分の1の大きさで、平面表示しています。

(高槻市インターネット歴史館より)

広大な史跡遺跡であるが、全て地下に隠れている。唯一、群庁院の建物の配置を3分の1に縮小して、床レンガで平面表示したものがあるが、草が繁茂して良く分からない。附けたりの寺跡というのは、芥川廃寺のことで、素盞嗚尊神社の手水鉢がその塔心礎らしいというのは興味深い。結局、この遺跡で実物らしいのはこれだけである。嶋上郡衙跡グランドでは夏祭りが行われていて、子供たちの踊りを楽しめた。

現地説明板と遺跡範囲図(撮影した場所を番号で表示)

  

地図の1 川西町 ぐんが東仮設広場

    

地図の2 清福寺町北部

   

地図の3 清福寺町南部 群庁院の配置平面表示(3分の1に縮小)

                                 

地図の4 郡家新町 素盞嗚尊神社

          

神社の南

     

地図の5 郡家新町 嶋上郡衙跡グランド

     

グランドでは川西地区青健協主催の夏まつり

                     

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