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大阪府豊中市 金禅寺

(Konzenji Temple, Toyonaka City, Osaka)

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豊中市本町5-3-64 金禅寺三重宝篋印塔 重文 近世以前/その他 室町前期 貞和5(1349) 石造三重宝篋印塔 貞和五年己丑十二月二六日の刻銘がある 19610323


Feb. 2012 野崎順次 source movie

大阪府豊中市本町5−3−64

大應山 金禅寺

撮影日: 2012年2月25日

金禅寺は729年に行基によって開創されたと伝えられ、この地域では大寺であったといわれている。江戸時代前半に黄檗宗の鉄眼道光禅師によって再興されている。鉄眼禅師は一切経の版木を造ったことで知られ、その版木は現在も使われている。

山門から境内へ。

国重文 三重宝篋印塔 室町前期 貞和五年己丑十二月二六日の刻銘(1349)

高さ173cm。塔は各部分とも花崗岩を用材とし、現在失われている相輪(そうりん)の部分を加えて六個の部材から成る。初笠の上端に第二層塔身を、そして、第二層塔身の上に第三層塔身をそれぞれ造り出し、笠の上端にある造り出しの段型は、二段・三段となっている。初層塔身の四面の四仏は一面が像容で三面が梵字で現されている。基礎の一面には刻銘があり、貞和5年(1349)の年号が記されている。この紀年は南北朝時代の北朝年号で、南朝年号の正平4年にあたる。基礎にしるされているように、何人、何十人かの人達が結衆し、浄財を出しあって建立したものである。

右側面

左側面

背面

参考資料

豊中市HP

お寺の風景と陶芸

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