埼玉県川口市 旧田中家
Kyu Tanakake,Kawaguchi city,Saitama
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川口市末広1-796 旧田中家住宅 和館 重文 近代/住居 昭和 昭和9(1934) 木造,建築面積160.05㎡、一部二階建、桟瓦葺 20181225
川口市末広1-796 旧田中家住宅 文庫蔵(旧仕込倉) 重文 近代/住居 明治 明治初期 木造,建築面積99.15㎡、桟瓦葺 20181225
川口市末広1-796 旧田中家住宅 煉瓦塀(南塀) 重文 近代/住居 大正 大正10(1921)頃 煉瓦造、折曲り延長38.3m、門含む 20181225
川口市末広1-796 旧田中家住宅 煉瓦塀(北塀) 重文 近代/住居 大正 大正10(1921)頃 煉瓦造、延長13.6m、門含む 20181225
田中家は代々長男が家督を相続して「德兵衞」を襲名しています。初代德兵衞(寛政7年〜明治4年,1795-1871)は農家として身を立て、二代目德兵衞(文政11年〜明治38年,1828−1905)から麦味噌の醸造や材木商を営み財をなしました。四代目德兵衞(明治8年〜昭和22年,1875-1947)は若くして亡くなった先代の跡を継ぎ、昭和の初め頃までに味噌醸造業・材木商として財を築き上げました。
また家業のほかに、埼玉味噌醸造組合理事長をはじめ、南平柳村村長、埼玉県会議員を務め、昭和7年(1932)には貴族院多額納税者議員にも就任しました。(社誌『地域共生セントラルグループ<起業の奇跡>』 による)
四代目田中德兵衞は大正10年(1921)から大正12年(1923)にかけて、当時としては非常にモダンで立派な洋館を建設しました。自ら材木商を営んでいたことから建築資材にはこだわりがあり、当時入手できる最高級の木材を用い、煉瓦も建築現場の近くで専門の職人に焼かせたと伝えられています。
建築費用の総額は18万円といわれています。これは現在の金額にするとおよそ2億5千万円程となり、この建物がいかに破格であったかを窺い知ることができます。
川口市文化財センターホームページより転載
旧田中邸外観
玄関・帳場
帳場: 和風の造りで、埼玉県の中山道沿いに並んでいた商家のスタイルを残しています。神棚が設けてあり、土間の床に飛び石四半敷タイル、腰壁は黒漆喰、天井は折り上げ格天井となっています。ここで客を迎え商売がなされました
連絡用ベル
手動シャッター
階段ホール
応接室
仏間・次の間・座敷
古い平面ガラスのゆがみ
手洗い・袴脱ぎ・便所
食堂・土間・勝手口
書斎・座敷
客間
控室・蔵(展示室)
大広間
茶室
「昭和48年に、京都から職人を呼び寄せ、一部味噌蔵の建築材を用いて造られたといわれています。8畳と小間の二つの茶室、立礼が行えるホール等があります。」
川口市文化財センターホームページより転載
庭園
「昭和48年の改修工事で、味噌醸造蔵の跡地につくられた池泉回遊式庭園です。和館や茶室から眺められるよう配慮されており、立派な池、枯山水、州浜、灯篭、手水鉢などを配し、建物の重厚さをさらに際立たせています。」
川口市文化財センターホームページより転載
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