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滋賀県愛荘町 八幡神社

Hachimanjinja,Aisho town,Shiga

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Jan.2011 撮影/文:中山辰夫

愛荘町愛知川1573 祭神:譽田別尊

祭礼 :4月16日(第三日曜日)

中山道に面して建つ。宿町の中心の位置づけにある。

もとは愛智氏の守護神として勧請されたと伝えられる。

聖徳太子ゆかりの神社とされる。

社伝によると、戦いに際してこの八幡神社に身を潜めた結果、無事に難をのがれることができたことから、太子が田園を奉納されそれ以来皇室の崇敬が篤かったと伝えられる。

本殿は寛文11年(1671)大坂の大工八右衛門が請け負い、宮屋甚兵衛に建てさせた。宮屋は、神社建築を専門とする大工で近江の湖東地方、播磨や丹波、さらには隠岐にまでも活動範囲を広げていた。宮屋の建てた社殿としては最も古い。

春祭りには鮠魚を、秋祭りには赤蕪を神共する古例がある。

どっしり構える本殿は県の有形文化財に指定されている。

中門・本殿

県重要文化財指定

一軒社流造 正面唐破風付き 桧皮葺

梁間と背面の柱間は2間で,外陣と内陣に仕切る。柱頭に皿斗(さらと)付き大斗をのせ、絵様肘木を組み、軒桁、紅梁を受ける。

建物全体は素木であるが、蟇股や手狭、海老紅梁および木鼻などに彩色痕が見られ、豊かな装飾が施されている。向拝の唐破風も珍しい。

大工・宮屋の造営方式は、あらかじめ大坂の工房で加工した部材を現地に運び込み、屋根までを含めて一気に組み立てる方式であった。

この神社の場合、社殿の部材を大坂から大津、湖上を運送して能登川の伊庭で陸揚げして現地まで運んだ。

質の高さから見て近江を代表する神社建築の一つであるとともに、大工技術の系譜や建築の流通を考える点からも重要な遺構である。

本殿全景 本殿背面 本殿向拝紅梁絵様

上:本殿向拝見返し、下:本殿正面詳細 本殿正面見上げ

 

本殿北面妻飾 本殿内陣・外陣境

  参考資料《総覧2ほんの建築、近江愛知川の歴史、中山道、その他》春祭りには鮠魚を、秋祭りには赤蕪を神共する古例がある。

どっしり構える本殿は県の有形文化財に指定されている。

参考資料《総覧日本の建築、近江愛知川町の歴史、中山道、ほか》

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