滋賀県愛荘町 竹平楼
Takeheirou,Aisho town,Shiga
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Jan.2011 撮影/文:中山辰夫
愛荘町愛知川1608 中山道に面している。明治天皇聖蹟が目を引く。
竹平楼は江戸時代から続区老舗の料理旅館である。
創業は宝暦八年(1758 )、初代平八が「竹の子屋」の屋号で旅籠を営んだことに始まる。
明治11年(1878)、三代目平八の時に明治天皇が、民情視察のため北陸東山道を巡幸され、当家にお立ち寄りになった。
そのため、小休に不足する建物を新築した。
その時に侍従長の岩倉具視をはじめ大隈重信、井上馨、山岡鉄舟など明治を築いた重鎮の方々もお越しになったと伝える。
現在もその当時の建物を大切に保存し、四代目平八の時に、「竹の子屋」の屋号から「竹」と平八から「平」をとり「竹平楼」と改めて、現在七代目が受け継ぎ245年の永きにわたり継続している。
屋敷内の庭園は60畳の大広間の南東庭として枯山水の様式となっており、庭を眺めながら日本料理が楽しめる。
特に美味いとされる「鯉のあら煮」は、四代目の女将が考案したものであり、代々当家の名物として受け継がれている。
竹平楼広間
国登録有形文化財
敷地のほぼ中央に位置する東西棟、入母屋造、桟瓦葺の平屋建。明治43年(1910)に増築した大広間は10畳の座敷3室を2列に並べた大規模なもの。
西よりに大きな床の間を構え、広く60畳の一室としても利用出来るようにされている。大工棟梁は湖東町今在家の木沢助次郎とされる。
御座所と大広間は平成13年(2001)、国の登録文化財に指定された。
竹平楼御在所
国登録有形文化財
平楼は中山道沿いに位置する江戸後期創業の旅籠で,明治11年の明治天皇御巡幸に際して新築。
南北棟,入母屋造,妻入で,各1間幅の床・床脇・付書院をもつ8畳を主室とし,半間幅の縁が南西2面に取付く。
材料・意匠とも質の高い数寄屋風書院。
資料
御座所 床の間 (昭和12年頃撮影)
参考資料《文化遺産オンライン、近江愛知川町の歴史、他》
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