滋賀県東近江市 松尾神社
(Matsuojinja, Higashiomi City, Shiga Pref.)
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剛健な巨石枯山水庭園 |
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August 18, 2018 野崎順次 source movie
滋賀県東近江市八日市松尾町3-13
御祭神 大山咋之神
配祀神 市杵嶋姫命
御由緒
聖徳太子が市場を開かれたときより鎮座されたと伝えられ、当時祭神は、大国主命と伝えられる。昔この地に南都東大寺に属する正社山尊勝寺があり、当社はこの寺の守り神として尊崇され、社僧が常に奉仕し、祭儀も盛大であったといわれている。永禄十一年夏信長の佐々木攻めの時、兵火を受けた尊勝寺の衰退とともに、神社の維持困難となり、宝暦五年神祇官白川伯王家染筆の神額と同時に御沙汰書を下付され、山城国より松尾神社の御分霊を勧請されて、それより松尾神社と称される。明治九年村社に列し、同四十二年神饌幣帛料供進指定となる。
(滋賀県神社庁「松尾神社」より)
巨石を使用した蓬莱式庭園が見ごたえがある。
現地説明板
鳥居、拝殿あたり
市文 松尾神社庭園
本庭の面積は約七十坪の枯山水であるが、本邸は松尾神社拝殿の南から社務所の間にあって、山畔を利用した石組本位の蓬莱式庭園である。そして本庭は鶴亀二島を中心にとした枯山水であるが、社務所側の大島には巨石による須弥山色の石組を中心とし、さらに向かって右側に鶴石組の立石があり、手前に。むしろ亀頭石と思われるものがあって、この中島が鶴亀両島を兼ねているとも考えられる。これらの石組は、よく天正期の手法を見せていて、はなはだ剛健である。そして拝殿に近い中島との間に豪華な石橋を架け、これまた桃山式の手法であり、あるいはまた、山畔にも連山式の蓬莱山石組があって、朝倉氏居館のものと酷似している。明治三十八、九年頃に、本庭中に悪い石燈籠を置き、飛石や敷石を設けたが、幸いに石組には別条がなかった。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典」松尾神社庭園より)
山畔の連山式の蓬莱山石組
子供たちが巨石庭園で遊び始めた。
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