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滋賀県東近江市 善明寺
Zenmeiji, Higashiomi city, Shiga
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May 2012 中山辰夫


旧湖東町
湖東町はかつて愛知郡にあったが、平成17年(2005)2月に合併により東近江市に含まれるようになった。
典型的な農村集落地域で、中世に始まったとされる梵鐘製造などの鋳物業が知られる。
旧町内には古墳群が多く残り、県内有数の規模を誇る勝堂古墳群は48基からなり、滋賀県の史跡に指定されている。
所在の文化財指定建造物は重要文化財3棟(押立神社本殿・大門、春日神社本殿)・滋賀県指定有形文化財1棟
(春日神社神門)・拝殿、市指定有形文化財1棟2棟(春日神社拝殿・境内社平井天神社本殿)である。

善明寺
東近江市横溝1659 国重要文化財:仏像2躯 宗派:臨済宗
本尊:薬師如来
重要文化財:阿弥陀如来坐像 2躯 押立神社から南、横溝集落の西方にある。入口右側に(国宝二尊像)と刻んだ石標が建つ。前永源寺管長高木黙鳳老師の書蹟
開基などはっきりしない。もとは天台宗で、荒廃していたが、江戸時代の初めに禅宗寺院として再出発した。
彦根藩主井伊直澄の母親が厚く帰依して多額の寄付を行い、仏堂の改築が行われた。
境内は約2000uでさほど広くない。本堂左手に阿弥陀堂がある。
保存庫
国重要文化財である阿弥陀如来坐像2躯が安置されている。
木造阿弥陀如来坐像 2躯
木造漆箔 藤原時代の作 県内の如来仏像の中でもすぐれたものとされる。
木造で、漆は取れているが木地のままのほうが美しいとされる。1躯の胎内に墨書がある。
愛知川から湖東町にかけての一帯は愛知郡の郡衙があった地といわれ、早くから開発が進んでいた。
この地方の豪族である秦氏の果たした役割が大きかった。
善明寺の小さいほうの阿弥陀如来坐像には「長承2年(1133)」の胎内墨書があり、仏と因縁を結ぼうと
する44名の連署が含まれるが、そのうち12名は依智秦氏を名乗っている。 この地に豪族の建てた宏大な菩提寺があり、その菩提寺にはこうした仏像が多数祀られていたが、兵火の際、
わずかに里人によってここに災を免れ安置されたといわれる。




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