滋賀県彦根市 多景島
Takeshima,Hikone city,Shiga
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May 19,2017 中山辰夫
彦根市八坂町 多景島
多景島は八坂町の沖合5㎞の琵琶湖上にある。沖島、竹生島に次いで、琵琶湖で三番目の大きな島である。
規模は周囲約600m、長辺約200m、最大幅70m。最高所の高さ101.3mとされる。
篠竹が群生するところから、昔は「竹島」と呼ばれたり、「神仏のおわします島」という意味で「嶽島」と記されたこともあったが、見る方向により島影を様々に変えるところから、景色の多い島「多景島」といわれるようになった。
元々は草木が殆ど生えないような岩場の島だったが、江戸時代に荒神山から土が運び込まれ、植林されたことで現在の姿になった。
たまたま島を一周する機会を得たので、その景色を順にならべる。一周の所要時間は約20分であった。
竹生島を出発して、途中に見える伊吹山
島を一巡する−見る角度で島影が変化する奇勝な島といわれることがうなずける。
島へ上陸する
島には日蓮宗見塔寺があり、1655〜58(明暦年間)の草創とされる。妙法寺(現在の長浜市)の僧であった日靖(にっせい)上人によって建てられた。
上人は、多景島に「石の宝塔」を建立し、お寺の名前を「霊夢山見塔寺」とし、島全体が見塔寺の境内として大事にされている。
明治維新の五個条御誓文を刻んだ20mの「誓の御柱」が立つ。
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