滋賀県日野町 鎌掛谷
Kaigake valley, Hino town, Shiga
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Aug.2020 瀧山幸伸
A camera
B camera
Apr.26, 2014 中山辰夫
鎌掛谷ホンシャクナゲ群落とその周辺
日野町鎌掛(かいがけ)近江商人の町として知られる滋賀県日野町にある。
シャクナゲは滋賀県花で、春に紅紫から白色の美しい花を咲かせる。国天然記念物に指定されている。
鎌掛集落から東へ約2㎞、標高3〜400mの渓谷の斜面一帯にホンシャクナゲの群落がみられる。ホンシャクナゲは標高1000m以上の山地にしか見られない高山植物であり、ここ鎌掛の石楠花渓に2000本が自生しているのは全国的に類がなく、1931(昭和6)年に国の天然記念物に指定された。
維持協力金300円を支払い、爺斧岨川沿いに雑木林の中を歩く。自生のツバキなどが咲いている。
爺斧岨川(やぶそがわ)の砂防堰堤
農林省の直営事業で1941(昭和16)年に竣工した。堰堤本体は玉石錬積みによる築堤当初のままである。
石楠花池
現在は灌漑池としての機能も持っている。池のほとりの四阿からは渓谷を映した水面が見られる。
いよいよ鎌掛谷へ入る
シャクナゲの品種と特徴
ホンシャクナゲ 色は淡紅色 葉の裏は淡褐色 花冠は7裂
ホソバシャクナゲ 色は淡紅色・紅色 葉の裏は濃褐色 花冠は5裂
■山屋敷跡
城山(373m)の麓には、南北120m、東西30mの鎌掛城下館跡がある。城兵達の住居地で、後には蒲生氏郷の父、堅秀が隠居所として余生を送った所。
北は気多砂川、南は清谷川に挟まれている。土塁や堀切、曲輪跡が分かる。結構な広さである。
山城に付随した屋敷跡にしては非常に規模が大きい。
曲輪がなだらかな斜面に階段状に配され、あちこちに土塁や切堀が見られる。
■鎌掛の屏風岩
城山の急傾斜の山腹に大きな岩がある。昭和18年に国の天然記念物に指定された。
この岩は堆積岩で、元は屏風のように立って見えたところから屏風岩の名がついた。江戸時代の中頃から石材として切り出され、残った部分が今の天然記念物となった。鈴鹿山脈造山運動の褶曲作用を受けていない長さ30m、幅9m、厚さ5mの一枚岩
鎌掛谷ホンシャクナゲ群落
The colony of rhododendron of Kaigake valley
所在地 滋賀県蒲生郡日野町鎌掛鎌掛村ニアリ本州中部ニ於ケルほんしやくなげノ群落トシテ代表的ナリ
(国指定文化財等データベースより)日野町南東部の鎌掛谷は、標高350mほどですが、アカマツ林の間に、高所に見られるホンシャクナゲが群落を作っています。
この群落は昭和6(1931)年に国の天然記念物に指定されました。
花の季節に設けられる料金所から少し進むと、無料のシャトルバスが待っています。
バスを降りるとダム湖があり、その奥に群落地への山道の入り口があります。
川の対岸にあるので、少し遠くから見ることになります。
またダム湖に戻り、バスで帰りました。
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