滋賀県日野町 金剛寺
Hino Kongoji
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May .2010 撮影/文:中山辰夫
蒲生郡日野町大谷臨済宗永源寺派大谷集落の北部にある。
広い境内にポツンと建っている。
国重要文化財の仏像は秀作とされる。寺伝では聖徳太子開基と伝えている。
南北朝時代、永源寺(現滋賀県永源寺町)を開山した寂室元光がしばしば当寺に来遊して詩を吟じている。
また此の頃に五山の高僧絶海中津が一時入寺した。
文亀—大永(1501〜28)頃の兵乱により伽藍は悉く焼失したが、付近には寺屋敷、金剛寺、地蔵、仏殿ノ松などの小字名が残った。
元文—寛保(1736〜44)頃禅僧懐州が寺跡の一部に小庵を建て再興、のち領主の仁正寺藩主市橋氏が寺領を寄進するなど助縁した。
延享2年(1745)には八幡町(現近江八幡市)の富豪岡田八十二が堂舎を復興している。国重要文化財指定の本尊、木造聖観音立像は12世紀の秀作で、八幡町の八幡社司杉山河内宅に伝来していたものを村人が招請したもの。
木造聖観音立像
国重要文化財一躯、木造・漆箔、像高:106cm、
県内でも屈指の洗練された完成度を誇る像である。
参考資料《近江蒲生郡志、近江日野の歴史、他》
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