滋賀県甲賀市 永雲寺
Eiunji, Koka city,Shiga
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Oct. 2010 撮影: 中山辰夫
甲賀市土山町北土山
臨済宗大徳寺派
延暦20年(801)、坂上田村麻呂創建の道場で、来福寺と称したとされる。田村神社との関係も深い。
その後兵火により焼失しやが、寛永年間(1624〜44)に
大徳寺の塔頭芳春院の三江が再建、大徳寺宥峰園源をもって開山した。
土山茶は南北朝時代の文和年間(1352〜56)に南土山の常明寺の僧が茶実を京都からもたらし栽培したと伝えられるが、江戸時代初期(1615〜24)に、永雲寺の僧天嶺が自園に茶樹を植え、人々に製法を伝えたことから茶の生産が広まったと伝えられる。
特に松山氏創始の「あけぼの茶」は有名で街道の名物になった。
本尊の木造聖観音立像は平安初期の作で、国指定重要文化財である。
木造聖観音立像
国指定重要文化財 平安時代の作
像高:90.1cm、ヒノキ材割矧造、内刳り仕上げの全身布貼りによる漆箔の観音立像である。
右手を垂下し、左手を屈臂して連華を持っている。
全体の姿がまとまっており、天冠台などに優れた意匠が見られる。
掌を長めに折り返す表現、衣紋線の彫りなどから平安後期の造像とされる。
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