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滋賀県甲賀市 常明寺

Jyomyoji, Koka city,Shiga

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Oct. 2010 撮影: 中山辰夫 

甲賀市土山南槌山

臨済宗

臨済宗東福寺派の禅刹で、奈良時代中期に創建された。

寺伝によれば元明天皇が先帝(文武天皇」の菩提を弔うため、和銅2年(709)から同5年にかけて七堂伽藍を建立したと伝えられ、文和5年(1356)に、京都の東福寺の鈍翁了愚禅師が再興した。この際に移植されたお茶が、土山茶の始まりと言われている。

当寺の住持であった松堂慧喬「号 虚白」(1773〜1847)は、俳人としても活躍し、門前には句碑が建てられている。

第40代天武天皇の孫で高市皇子の子であった長屋王が和銅年間(708〜15)に文武天皇の追善供養として発願書写させた大般若経27帖が伝えら、国重要文化財に指定されている。

黄麻紙に隋・唐の書風でもって書写され、奈良時代初期の写経の姿を良く伝え貴重とされる。

大般若教

国重要文化財

常明寺・太平寺・見性庵の3寺に分蔵された和銅5年11月15日銘をもつ長屋王発願による大般若教。

 

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