滋賀県甲賀市 加茂神社
Kamojinja, Koka city,Shiga
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甲賀市土山町青土1049 加茂神社本殿 重文 近世以前/神社 室町後期 大永6(1526) 一間社流造、檜皮葺 棟札1枚 19250424
Mar.2011 撮影:大野木康夫
加茂神社は甲賀市の旧土山町青土、鈴鹿スカイラインの途中にあります。
神社はごく小さなものですが、本殿が重要文化財に指定されています。
本殿(重要文化財)
大永6(1526)年の建築
一間社流造、檜皮葺
覆屋の中に鎮座しており、よく見えません。
写真では内扉の奥に何か本殿の形のようなものが写っています。
甲賀市土山町青土1049
祭神:天津彦瓊々杵尊、玉依姫命、別雷神
祭礼:10月10日
土山支所からおよそ3km程行くと青土の集落に着く。黄瀬橋を渡ると右手の森に加茂神社がある。
当社は大永年間(1521〜28)のはじめに、飯塚安斎入道という人物が山城国の加茂から青土に移住し、当地を開拓してその産土神として勧請したのがはじまりであり、社名はその生国にちなんで名づけられたという。
青土の氏神である加茂神社は、松尾川の河岸近くに位置し、綿向山の連峰を背景として本殿が建つ。渓流の水音が境内を清めている感じである。
創建時に植えたと伝える椎の大木がある。見事な大木には注連縄(しめなわ)がかけられている。
本殿以外の主たる建物として神門、社務所、手水舎がある。
本殿
国指定重要文化財 建立:大永6年(1526)
間口四尺五寸、奥行四尺五寸、一間社流造、入母屋造、桧皮葺 覆屋あり
本殿は棟札より大永6年(1526)に、大工、藤原朝臣清定が建立したことがわかる。
小規模な一間社流造で身舎は内陣と外陣とに分かれている。外陣正面には4枚の引違いの格子戸が設けてある。
身舎の床が縁より一段高くなり、その間に蹴込板が入れられているのが特徴的とされる。
彩色が比較的良く残っており、組物には極彩色が施され、その外の部分は丹塗りとなっている。庇の蛙股には精巧な牡丹唐草の浮き彫りが飾られている。若葉式の木鼻も見事である。
覆屋で外部からは何も見えない。
椎の大木
青土の太鼓踊り
県選択無形民俗文化財
毎年10月8日の加茂神社の秋祭りに行なわれる風流踊りである。
太鼓踊りは神木と本殿の間で奉納される。
花笠をかぶった太鼓打ちの子ども6人、大人歌い手6人、ホラ貝吹き、棒振り各二人より構成される。
ホラ貝の合図で歌手の歌に合わせて子どもの太鼓踊りが奉納される。
参考資料《甲賀市史、他》
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