滋賀県甲賀市 日本キリスト教団水口教会
UCCJ Minakuchi church, Koka city,Shiga
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Nov.2010 撮影: 中山辰夫
水口町城東3-12 水口城跡の北東約300mの位置、城下町の面影を残す目抜き通りに建つ。水口幼稚園及び牧師館と一体となった敷地内にある。
ヴォーリズの設計により昭和5年に建造された。
篤志家の米国人がヴォーリズの熱意に打たれて遺産を贈与したので、この礼拝堂が建てられたとされる。
長手積煉瓦造の門柱(国登録有形文化財)を入ると、両側にツツジを植えたアプローチが続き、木造平屋建の教会が姿を現す。
様式的には教会建築でなく、アメリカン・コロニアルスタイルの住宅建築を基礎にしたヴォーリズ独特のスタイルで素晴らしい。
南北棟を切妻の大棟とし、直行する東西棟を礼拝堂とするラテン十字形の特徴的な平面構造である。隣の牧師館も現存する。
当教会での初期の布教を担った富森幽香の実父である書家巌谷一六が娘に与えた書が建築に花を添えている。平成12年(2000)礼拝堂と門柱が文化庁の登録有形文化財に選定された。この建物が建てられて丁度70年目、そして前身である日本組合基督教会水口講義所が設けられてから110年目の記念すべき年であった。
日本キリスト教団水口教会礼拝堂
国登録有形文化財 基準;造形の規範となっているもの
構造:木造平屋建、スレート葺・一部鉄板葺、建築面積130㎡
建築:昭和5年(1930)
解説文
ヴォーリズ建築事務所設計になる簡素な教会堂建築。木造、平屋建で、南北棟を大棟としたラテン十字形の外郭をもつが、南妻面の東半に玄関を設け、東西方向の交差廊部を礼拝堂に充てている平面構成に特徴がある。日本キリスト教団水口教会門柱
国登録有形文化財 基準:国土の歴史的景観に寄与しているもの
建築:昭和5年(1930)
構造:煉瓦造、高さ1.5m
解説文
礼拝堂玄関に対応した敷地南辺に位置する。煉瓦2枚半角で、みかけ煉瓦19段に積み、最上部は煉瓦の長手面を下にして積んで納める。
門柱の左右には、5段積程度の低い煉瓦塀が取り付き、柵などで開放的に囲っていたことがうかがわれる。煉瓦積
参考資料《甲賀市史、甲賀をひもとく、国指定文化財等デ−ターベース、その他》
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