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滋賀県湖南市 八王子神社

Konan Hachiojijinja

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Dec. 2009 撮影/文: 中山辰夫

湖南市甲西町菩提寺

祭神:素盞烏命の御子思比売・湍津比売・市桙烏比売・天忍穂耳尊・天穂日命・天津彦根命・活津彦根命・熊野橡樟日命の五王子の八座「保育所前」のバス停から少し西へ下がって北へ行くと、突き当りが「阿弥陀院」というお寺である。この阿弥陀院も4ケ寺の一つである。

この寺の西隣に小さな宮の八王子神社がある。

清らかな遣水(やりみず)のような溝に架かっている石橋を渡って正面を向かう。

正面には、こきざみで上品な石段があり、石の鳥居もあり、傍らには素朴な手水舎がある。社殿をはじめ建屋はまだまだ新しい。八王子神社は、西応寺に所蔵されている古絵図に描かれているように、八王子村(現在のサイドタウン自治区あたり)に廃少菩提寺の守護社三社(斎神社・和田神社)の一社として創立された。

その後、社殿が花崗岩の風化による土砂で埋没したので、現在の絵図に描かれている神社の御旅所の位置に建立された。

以前は、八王子村(現材のサイドタウン付近)にあったが、度重なる土砂崩れにより土中に埋まったため、現在の地に移転した。

鳥居

六角形:室町時代

鳥居は六角の石材で出来ている。あまり太くはないが、珍しく、ここの境内にピッタリと調和している感じだ。

高さに対して、幅が広く安定した姿であることや、笠木の反りが古風であることから室町時代と推定される。

柱が六角柱であるのが珍しく、すっきりした感じもする。

石燈籠

国重要美術工芸品:南北朝時代

本殿前に立つ。六角形、高さ1.94m、近江式の石燈籠の特徴を備え、竿に貞治4年(1365)の刻銘がある。

火袋は後補である。全形は温和に整っている。西寺の石燈籠もこの系統である。

四の字が二二とあるのが面白い。日本人の古くからの忌(い)み字かと思われる。

「竿」の部分が上下反対になっているのは、昭和9年(1934)の台風の時に倒れたので、氏子らが直したときに反対になったといわれる。

燈籠は盗難防止のために、ステンレス製の柵で覆われている。

七重の塔

開山塔 南北朝時代(市指定文化財)

本殿に向かって右側にある石段を登ると七重の塔がポツンと立っている。

参考資料≪滋賀県神社誌、歴史と文化 近江≫

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