滋賀県湖南市 川田神社
Konan Kawatajinja
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Dec. 2009 撮影/文: 中山辰夫
湖南市甲西町正福寺1219 主祭神:天兒屋根命野洲・甲西線(27号)を正福寺集落に入ってすぐ、右側にある生田病院の傍の道を右折するとこんもりとした森が見える。そこが川田神社である。
創祀年代は不詳であるが、式内社甲賀郡八座の内の川田神社は、当社でないかとの説がある。
元亀の兵火で焼失、慶長5年(1600)正福寺・菩提寺の氏子が再興を計った。
まだ若いヒノキやスギに囲まれ静かな境内に鎮座していた。
本殿の中の社宝である木造神像男神像一体躯、女神像三躯(県重要文化財)は拝観できなかった。
本殿に向かって左側の森の中に宝塔が立っている。
主な建物:神庫、献燈社、手水舎、社務所
拝殿
間口二建三尺、奥行二間三尺、入母屋造
本殿
一間社流造、間口五尺、奥行五尺(市重要文化財)
本殿は覆屋に入って、保存状態の極めて良い一間社である。紅梁・庇木鼻・身舎木鼻等の意匠・絵様は極めて美しく上手に作られている。
華美な装飾も無く端整にまとめられている。
慶長と元禄の棟札があり、慶長のものとしても遜色の無い絵様であるが、垂木・桁などに反り増しは全く無く、絵様もやや太く、元禄の作
とされる。
慶長の社殿もかなり忠実に模した作であろう。
古式でしかも上質・端正な社殿として、建築年代も明らかな貴重な遺構である。
中門
宝塔
鎌倉時代
本殿に向かって左側の森の中に、完全な姿で立っている。
高さは2.27m 基礎の格狭間が立派である。塔身が無地なので、かえって古調を感じさせる。
参考資料≪滋賀県神社誌、歴史と文化 近江≫
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