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滋賀県湖南市 西応寺

Konan Saiouji

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Dec. 2009 撮影/文: 中山辰夫

湖南市甲西町菩提寺土深(どぶけ)町というバス停から1kmほどで境内に入る。爪先上がりの坂道を進むと、くの字形になった登り坂である。

あえぎながら登ると沢山の石仏が同じ姿、顔、真っ白なエプロン、新鮮なお花が供えられている様子からは、歴史と信心の深さが感じられた。

境内は静寂そのもので、俗塵から離れた気分に浸れた。

正面が本堂で、ご本尊は阿弥陀如来の立像である。平安末期の作と推定される。

少菩提寺36の僧房の一つ禅祥坊が西応寺の前身である。

寺宝の明応元年(1492)4月25日の記録がある古絵図には、盛時の状況が克明に描かれており、その古絵図にある巨大な庭園石−俗称良弁岩(ろうべんいわ)、この石上で良弁僧都が沈思黙考された−が現在も西応院にあることからも、現在の山裾に禅祥坊があったことがうかがえる。

西応院の庭園が素晴らしい。住職からは、「百済寺の喜見院の庭園を手がけた造園師が西応院の庭園も造園されたとのこと。

この造園師は生涯でこの二件の造園しか手がけられなかった」とのお話を伺った。

本庭園は菩提樹山と樹木と空を背景とし、大きい築山の間に、滝や石組、石橋を配した枯山水の庭で、時を刻むとともに趣向が生きる庭園と思われた。

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