滋賀県湖南市 吉姫神社
Konan Yoshihimejinja
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Dec. 2009 撮影/文: 中山辰夫
湖南市石部町主祭神:上鹿葦津姫神・吉比女大神
参道入口に鳥居が立つ。砂利の参道を歩くと緩やかな石段となる。右手が社務所で、左手が手水舎である。
境内の鳥居をくぐり参道を進むと境内中央に拝殿がある。
拝殿の後方は透塀に囲まれた本堂が鎮座されている。中門をくぐると拝殿と同じ形式の幣殿があり、その後ろに美しい流造の本殿が現れる。
左右に境内社が立つ。左が出世天満宮、右側が世継神社である。
本殿は質素ではあるが、両方の脇障子に彫刻が施されていた。
創祀年代は不詳であるが、元は現在の御旅所の地に斎き祀られていた。現在の地に斎祀再建されたのは天文3年(1534)である。
主な建物:幣殿、中門、神輿庫、神楽殿、参集殿、百燈舎、手水舎、社務所
拝殿
間口三間、奥行三間、入母屋造
中門
幣殿
本殿
一間社流造、間口一間三尺、奥行一間一尺
参考資料:「滋賀県神社誌」、「歴史と文化 近江」「総覧 日本の建築」「近江歴史散歩」「パンフレット」より抜粋 旧石部町の概況
石部町は東海道草津宿の次の宿である石部宿を中心に発達した町で、明治36年(1903)に町制が施行された。現在も町の中心は宿場当時の面影を残しており、妻入と平入の町家の建物が入り混じって建ち、変化のある町並み景観を見せる。
国宝長寿寺(東寺)、国宝常楽寺(西寺)・三重塔をはじめとして6件の寺社建築が国宝・重要文化財に指定されている。
寺院は浄土真宗が多く、浄土宗・日蓮宗寺院がこれに次ぐ。浄土真宗の典型的なものとして、西福寺本堂がある。この建物は四周に庇をまわし特異な姿をみせるが、この他浄土真宗寺院には浄現寺本堂(江戸時代中期)など庇をまわした本堂が多くみられる。
神社は吉姫神社のように本殿が一間社流造で、その前方に入母屋造、妻入の独立拝殿を配するものが多い。
参考資料:「滋賀県神社誌」、「歴史と文化 近江」「総覧 日本の建築」「近江歴史散歩」「パンフレット」より抜粋
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