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滋賀県甲良町 念称寺

Nenshoji,Kora town,Shiga

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Nov.2010 撮影/文:中山辰夫

甲良町下之郷

真宗

本尊:阿弥陀如来立像鉄板で覆われた茅葺のお寺である。

もと天台宗であったが約500年前、僧行心が改宗したとされる。

明治の大火によって類焼したため、安土観音正寺の改築に伴いその本堂が移築された。門徒の人々が荷車で重い資材を搬入した。

その本堂は室町中期天台宗の平面を示唆する遺構として県文化指定であり、円柱はすべて槙材が使われ、黒ずんだ箇所は祈祷札の釘跡といわれる。

県指定重文の本堂と町指定文化財の阿弥陀如来立像がある。

本堂

県重要文化財

桁行5間梁間6間、一重、入母屋造、茅葺、向拝1間、桟瓦葺、

安土町石寺の観音正寺本堂を明治初期に移したもので、天台宗寺院を真宗風につくりかえたため外陣柱には参社札の釘跡が無数に残っている。

本堂の廊下から見上げる垂木や斗?に、また内陣の四天柱の彩色模様などに室町時代の建築様式が見られる。

御堂の中の丸柱に黒ずんだ班紋が見られるのは、観音正じの昔、西国三十三ケ所巡りの巡礼者が心を込めて打ち込んだ札の釘あとといわれる。

宝篋印塔

基礎、笠、五輪塔を積み重ねたもので、三つの異なった宝篋印塔の部品からなる。

阿弥陀如来立像

町指定文化財

平安時代の作で、全体を黒色に塗られている。

阿弥陀如来像は死後極楽浄土におられ、来世の幸せを約束して下さる仏として、平安時代中頃から信仰が盛んになった。

如来像は一本の木材で頭と胴体を彫りだした「一木造(いちきずくり)」の木仏である。

うずを巻く縮れ毛の頭は盛り上がって、優れた知恵の持ち主を表す。みけんには人々を救いとる光を出す白毫(びゃくごう)がある。

この仏像は上品下生(じょうぼんげしょう)という姿をしている。

参考資料《甲良町史、他》

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