滋賀県甲良町高虎公園

Takatora Park,Kora town,Shiga

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Nov.2010 撮影/文：中山辰夫

甲良町在土近江の国、藤堂村（在土）出身の藤堂高虎ゆかりの地に高虎公を讃えず造られた公園である。

公園中央部には、お城の石垣を思わせる高くて重圧な石積の上から流れ落ちる水の幕を背景に堂々とした高虎の騎馬像が立っている。

また高虎が大阪城築城に際し、京都府加茂町の大野山から切り出したが、築城には使われなかった残念石や、藤堂家より頂いた駒止石・灯籠一対が配置されている。

藤堂高虎は京極家・浅井家に仕えた家柄で、高虎は45才で家康に従事して関が原の戦いに参戦した。その功績により、今治20万石の城主となり、以後丹波篠山城・亀井城の普請奉行、59才で江戸城の普請大名・日光東照宮の縄張りに任ぜられ、32万2900石の大大名となった。

家康は、高虎の仕事に対する気構え・忠誠心を認め、遺言状の後見人の扱いをした。

高虎を語る場合、築城の名人であること、特に穴太衆石垣技術を活用した、大阪城・伊賀上野城の石垣は見事である。