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滋賀県草津市 花摘寺趾

Kusatsu Hanatsumidera ato,Kusatsu city,Shiga

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Aug. 2009 撮影/文: 中山辰夫

花摘寺趾(はなつみでら)

花摘寺とは、野や山に咲き競う花を摘み取る光景を連想させる優雅な呼び名である。

下物町(おろしも)ある白鳳期に栄えた花摘寺の史跡が、昭和45年(1970)、草津市の指定文化財として保存、管理されるようになった。

この近郊の湖岸沿いの地域には、白鳳時代(7世紀後半)の寺院遺跡が密集している。

天満宮の周辺一帯が花摘寺廃寺跡とされている、第一回目の発掘調査では、いくつかの礎石が古のままに点在しているのが発見された。

一辺約180cmの石造物は、中央に30cm径の穴があり、塔の柱の礎石であったと思われる。

今も草むらの中に放置されており、大き過ぎて持て余している感じだった。

その他、各所に布目丸瓦が散乱していたようで、丸瓦の瓦当には十六弁の蓮花紋があって、外廊に斜格文帯を周らす天平時代のものも出土したとのこと。

この付近一帯は邦光史郎の小説「幻の近江京」の舞台となった白鳳期の寺院、花摘寺跡(はなつみてら)とされている。

今後の調査で大きな発見があることを期待したい。

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