滋賀県草津市 烏丸半島ハスの群生地
Karasuma peninsura, Kusatsu city, Shiga
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July 20,2016 中山辰夫
烏丸半島
草津市下物町
消えたハス
草津市域の最北、琵琶湖に突き出す烏丸半島は、「滋賀県立琵琶湖博物館」、「草津市立水生植物公園みずの森」、「道の駅草津グリーンプラザからすま」などの施設があり、日本でも有数の13へクタールのハス群生地や琵琶湖の原風景といわれるヨシ原など、琵琶湖の景観や自然を楽しめる人気の観光スポットである。
ハス群生地では毎年7月下旬〜8月上旬に花が咲くことから、「からすまいちばん〜みて・きいて・さわって・たべて〜」をキーワードに、この開花期の午前中、開花時間に合せて湖上からハス観賞の「ハスクルージング」や、熱気球に乗って上空からの景観を楽しむ「熱気球フライト」などの夏ならではの多彩なイベントが行われてきた。
ところが、今年は、国内最大級の群生地である烏丸半島のハスに、過去にない異変が起こった。—ハスが消えた—
例年なら湖面を埋め尽くすハスの葉が、ほとんど見られない。
昨年—今年
その原因については、食害、老化、病気などの可能性が浮き上がっているが、今のところ原因は不明である。
想定される原因の一つである食害は、ミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニが成長初期の浮葉を喰い荒らす事例がある。これは他の地域でも起きている。
次に、長年群生しているため地下茎が混み合い、成長力が弱まっている可能性もあげられる。
他にも原因は考えられる、、恐らく複数の要因が組み合って起こったものと思われる。今後に解明を待ちたい。
最近、琵琶湖固有種の「ゲンゴロウ」や「タガメ」が姿を消したというニュースが流れた。外来種の魚や亀、ザリガニ等の侵食による被害が日を追って大きくなる。
例年なら7〜8月にピンク色の花が一面に咲くが、草津市は6月30日、「開花が見込めない」と異例の発表をした。市公園緑地課は「県や関係機関と連携して原因を調べ、公表したい」という。
僅かではあるが残っている箇所もある。
今年はダメにしても来年以降、早く元の姿に復原して欲しいものだ。戻るまでは追跡が必要だ。
烏丸半島 水生植物公園水の森とその周辺
草津市下物町1091 烏丸半島内にある水生植物公園である。訪れた頃は、烏丸半島の「ハス」の鑑賞を兼ねた多くの人が訪れる。
公園内
やはりこの時期の主役は「ハス」である
気になったお花
ハスの群生
周辺
所在地 滋賀県草津市下物町1091 2011.8.6撮影草津市の烏丸半島は、琵琶湖博物館や水生植物公園みずの森などの文化施設があり、多くの人が訪れます。
半島の東側はヨシ原と、13haの広大なハスの群生地になっており、7月下旬から8月上旬にかけて満開の時期を迎えます。
公共交通機関では、JR草津駅からバスで「みずの森」まで25分ですが、周辺には道の駅も含め、有料無料の駐車場が多く設けられています。訪れたのは8月6日の正午ごろで、快晴でした。
半島には発電用の風車があります。
群生地は全体を撮影するのが難しいくらい広大です。
対岸には三上山が遠望できます。
ハスの花は少し盛りを過ぎていましたが、まだ見頃でした。
半島の西側からはヨシ原越しに比叡山が見えます。
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