滋賀県守山市 福林寺
Moriyama Fukurinji
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Sep. 2009 撮影/文:中山辰夫
福林寺(ふくりんじ)
守山市木浜2011
天台宗 JR守山駅の北西約7km、琵琶湖大橋取付道路から木浜に入ってすぐにある天台宗のお寺。
平安初期、最澄の開基と伝わる。桓武天皇が伽藍を建立して勅願寺としたとも伝わる。
境内は閑静で、心を落ち着かせる感じである。ご開帳は33年毎とのこと。
この寺の収蔵庫に安置されている木造十一面観音菩薩立像が国重要文化財である。
他に、石造宝塔二基が国重要美術文化財である。
本堂・庫裏・観音堂・表門が建つ。石造品が随所に置かれ、趣が感じられた。
国重要文化財:彫刻:指定 1909・04・05 鎌倉時代
本堂に向かって境内右側に、佐々木高綱も納経塔と伝えられる鎌倉時代の二基の石造石塔がある。
向かって左の宝塔は完全で、高さは2.55mである。
右の宝塔は、相輪(一番上の九輪)の上半分が失われている。高さは2.18mであるが、両方ともよく似た形である。
基礎四面に格狭間(こうはざま)、塔身は古風で、一面だけ仏像が刻まれているが、風化している。
屋根石はゆるやかな勾配で、軒反りは小さい。鎌倉中期の古塔である。
木造十一面観音立像
国重要文化財:彫刻:指定 1909・04・05
像高:1.8m 彩色像。寺伝では、平安末期の最澄による作品とされる。
月光を光背として五色の蓮華台坐に立ち、豊かな頬やまろやかな肩、胸部、衣の線が非常に美しい。
開帳は33年毎と伝えられる。幾多の戦禍や天災などに耐えた現在の尊容が参拝できるのは、木浜在住の人たちで結ばれた「弓講」
方々の努力によるものである。
《参考資料:守山市史 守山の文化財 守山城物語 中山道、より抜粋》
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