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滋賀県守山市 最明寺

Moriyama Saimyoji

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守山市勝部1-18-23 最明寺五重塔 重文 近世以前/その他 鎌倉後期 鎌倉後期 石造五重塔(相輪上部を書欠く) 19540320


Sep. 2009 撮影/文:中山辰夫

最明寺( さいみょうじ ) 

守山市勝部1−18−32

時宗

守山駅から西へ300m、勝部神社の近くにある時宗のお寺。

寺伝では鎌倉中期の建長2年(1250)、鎌倉幕府の執権だった最明寺入道時頼(北条時頼)がここに立ち寄り、堂宇および、石造五重塔を建立したとなっている。

もと天台宗で、正平5年(1350)時宗に改宗。本尊は阿弥陀如来

時宗の開祖一遍(1239~1289)は念仏ひとすじに諸国を行脚したので、遊行上人とも呼ばれている。

この最明寺にも一遍は立ち寄った。

山門を入ると本堂があり、右側には、国の重要文化財の石造五重塔がある。

四方を住宅に取り囲まれている上に、この周囲には寺院が多くあって探し難い。

ピーンと張詰めているような静かなたたずまいのお寺でした。

五重塔

1332年建築 

国重要文化財:建造物:指定1954・03・20

石造五重塔(相輪上部を欠く) 

境内の一隅に立つ鎌倉中期のもの。高さは3.46m、よく均整の取れた秀作である。

塔の初重軸部は、巾に比べて高さがあり四面に仏(四方仏)が彫られている。初重をはじめとして各層の屋根石は軒反りが少なく

軸部が一体のつくりとなっている。最上部の相輪は上半分が欠けている。

《参考資料:守山市史 守山の文化財、守山城物語、中山道、歴史と文化・近江より抜粋》

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