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滋賀県守山市 下新川神社

Moriyama shimoniikawa jinja

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May 2009 撮影/文:中山辰夫

すし切りまつり

下新川神社(しもにいかわ)の[すし切りまつり]は毎年5月4日から5日にかけて行われます。

正式名を[近江のケンケト祭]といい、豊城入彦命(とよいりびこのみこ)に村人がふなずしを献じてなぐさめたことから始まりとされ、千年以上の歴史を有する国選択無形民俗文化財とされています。見所は、5月5日の正午ごろ、若者二人が古式にのっとって[ふなすし]を切り、

献上する儀式です。[ふなすし]は琵琶湖特産のニゴロブナを使いますが、最近は外来魚によって激減し、高級品扱いです。また、[ふなすし]は独特の臭気を放ち、人によって好き嫌いが激しく評価が分かれます。

前日の昼間に青年が麻縄とむしろで大太鼓を飾りつけし、夜、地域内を練り回ります。

当日は、儀式を行った経験のある昔の若者?が大声で囃し立て盛り上げます。

主役を司る若者がいなくなって、今年は中学生と高校生が頑張りました。

儀式は淡々と進みますが、毎年大変な準備期間が要るようで、特に主役の若者の負担は大きい。

 場所:下新川神社 滋賀県守山市幸津川町1365

 交通:JRびわこ線守山駅下車 バス 下新川神社前下車

 問合せ:下新川神社 077−585−3380

 資料:下新川神社神祭式法記・・・滋賀県教育委員会 参照

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