滋賀県長浜市 神照寺
Jinshoji,Nagahama city,,Shiga
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Oct.2010 撮影: 中山辰夫
長浜市新庄寺町
真言宗
長浜の北東約3kmのところにある。国友町にも近い。
長浜で一番古い歴史をもつ寺院で、特に鎌倉時代の金工品を代表す華龍(国宝)や、千手観音(重要文化財)など貴重な文化財が多く保管された宝物殿を拝観できる。
境域は約5000㎡で堂宇は文化8年(1811)再建の本堂のほか、客殿・稲荷堂・庫裏などを備える。
9月には長い参道に萩の花が咲き誇る「萩の寺」としても有名である。
寛平7年(895)、本覚が宇多天皇の勅願によって創建した古刹。
七伽藍を構え、300余の坊舎を数えたという。その後、兵火で焼かれるなど、興廃を繰り返した。
本堂内陣には、平安時代の仏像3体を納めた厨子があり、中央に重文の木造千手観音立像、左に県指定文化財の木造不動明王像、右に国重文の木造毘沙門天立像が配置されている。
寺宝類にも見るべきものが多く、国宝の金銀鍍透彫華籠(きんぎんすかしぼりけこ)をはじめ、嘉吉元年(1441)の墨書名の残る木箱がついた鎌倉時代作の金銅透彫華鬘(けまん 国重文)がある。
木造千手観音立像
国重要文化財
石仏のような半肉彫の木彫で、非常に珍しいとされる。像高:50cm余の小像だが、いろいろな持ち物を持つ沢山の手が大小取り混ぜて細かに掘り出されている。
金銀鍍透彫華籠
長浜で唯一の国宝
仏を供養するために花を散布する散華(さんげ)の儀式に、花を盛る器として使われるもの。
皿形をした銅製円板で、16枚あり。銅円板を盤上に打ち出し
大きさはいずれも直径28cm内外、厚さ約2mm、深さ約4cm、重さ375gほどである。
銅円板を盤上に打ち出し、全面に優雅な宝相華唐草文を透彫りし、内外両面に金銀のメッキを施している。鎌倉初期の作品である。
金銅透彫華鬘
鎌倉時代の作。客殿煮展示されており常時拝観できる。
本坊客室庭園
こじんまりとした池泉鑑賞式庭園で、江戸中期のもの。寺伝では小堀遠州の作としている。
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