滋賀県長浜市 東雲寺
Tounji,Nagahama city,Shiga
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Nov.2011 中山辰夫
長浜市びわ町川道2795
宗派:天台宗
東雲寺は滋賀県東北部、長浜市(旧びを町」川道に位置する。道路を挟んで川島地蔵堂と面している。千手院・川道神社にも近い。
弘仁8年(817)、伝教大師最澄上人が東区に巡下の折に開基されたとされる。其の後はいくたびもの変遷をたどり、破却にもあった。
慶長6年(1602)、天海大僧正・慈眼によって新たに創立された。本堂正面に懸かる扁額は天海僧正の直筆とつたえる。
現在の本堂は文政2年(1819 棟木銘)に再建されたものである。
配置図
川島地蔵堂も記載されている。
表門
一間薬医門 切妻造 桟瓦葺 両袖塀付 嘉永5年(1852 棟木銘)
親柱円柱 冠木 控柱角柱 紅梁型頭貫 台輪 梁行腰貫 飛貫 頭貫(男梁) 台輪 出組 詰組 軒支輪 中備蟇股
表門は規模の大きい一間薬医門である。軒行および妻紅梁を一手外に持出し、軒支輪をめぐらした華やかな軒廻りとする。
お手植えの松
本堂
桁裄14m 梁間16.2m 入母屋造 向拝一間 背面軒下張出庇付 桟瓦葺 文政2年(1819 棟木銘)
面取角柱 出組軒支輪 正面中備蟇股 妻飾木連格子 二軒繁垂木 向拝角柱 連三斗 手狭 三方切目縁
本堂・表門共に江戸末期と時代は新しいが、共に木柄の太い雄壮な建物であり、華やかな意匠の一面では強固な構造を
確保しており、型にとらわれない工夫に満ちている。
側周りは角柱を用いて簡素な造りとするなど天台宗本堂としては異例であり、真宗本堂形式を採る。ケヤキを主材料としている。
本堂外陣、外陣紅梁、本堂内陣
入母屋造の大規模な建物であり、堂内前半を外陣とし、後方は框一段床を高め内陣、両側に脇陣を配す。
鐘楼
川島地蔵堂からの寺観
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