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滋賀県長浜市 山門水源の森

Yamakado suigennomori,Nagahama city,Shiga

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Nov.12,2015  中山辰夫

山門(やまかど)水源の森

滋賀県長浜市西浅井町山門

ミツガシワ等生育地保護区(滋賀県条例)・日本重要湿地500(環境省指定)・水源涵養保安林(滋賀県指定)・水源の森百選(林野庁指定)

アクセス

   

JR湖西線永原駅下車(徒歩約7km) JR北陸線塩津駅下車(徒歩約5km)

この一帯は、かつては山門、中、庄の3集落の共有林で、炭や薪をつくるために利用されていた里山である。

里山に囲まれた県内最大級の湿原があり、特徴ある生態系が広がる。1960年代まで炭が生産されていたが、その後森は放置されてきた。

1996年に県が買収、県有林化し、一般に公開されるようになった。

マップ

 

やまかど・森の楽舎(まなびや) 登山口:標高226m

    

湿原を目指して沢沿いを歩く。 沢道

        

かつてこの森が薪炭林として活用されていた頃の作業道。「山門水門の森を次の世代に引き継ぐ会」の会員によって整備された。

山門湿原 標高285m

          

湿原は地震による断層活動で形ができ、起源は約4万年前にさかのぼる。ミズゴケが堆積した泥炭層からなり、pH4.0の強い酸性と貧栄養の湿原である。

氷河期の遺存種であるミツガシワやサギソウ、トキソウ、クサレダマなど貴重な植物の宝庫である。

  

南部湿原展望台より見る湿原

  

ヒノキの森 標高340m附近

1980年代に当時は有用な木材であったヒノキの植林が行われた。現在は財政難で十分な手入れができていない。ペットボトルは女王蜂を捕える器具である。

    

小窓展望所 展望良好

    

ブナの森コースへ進む

寒冷性と段地性の入り混じっている植生の全体像を見ることができる。寒冷な気候を好むブナと温暖な気候を好むアカガシが同居している。林は暫く続く。

        

中窓展望所

    

正面に雄大な伊吹山(1,377m)が見える。

頂上−守護岩 標高520m 最高地点

この岩は花崗岩で守り神。毎年元旦には安全祈願に参拝し、注連縄の張替えを行う。この山には古くから名称がなく「守護山」と呼称されている。

     

大窓展望所

コース中随一の展望場所で、晴れた日には山門の集落越しに琵琶湖、葛籠尾崎、伊吹山が一望できる。

       

ジョーズ岩 大きなサメを思わせることから名がついた花崗岩。こうした岩が山内には多くある。

 

アカガシ森

   

暖地を好むアカガシがこのような寒い地域に沢山あることが珍しい。炭の原料として使われ何度も伐採が繰り返された。そのため萌芽が繰り返され株立ちになった。

ナツツバキ シャラノキ 平滑な皮質は4層よりなる。

  

ユキバタツバキの群生 雪国に多いユキツバキと暖かい気候を好むヤブツバキが自然交雑してできた中間雑種で、この森の特徴を表わす。

  

四季の森コース

        

コナラなど落葉樹が中心の森で、四季の変化が楽しめる。初夏の新緑、秋の紅葉は見事。湿原も見渡せる。

尾根道を歩いて下山となる。

 

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